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カズ、最終節で途中出場…今季振り返り「1ゴールは本当に情けない」

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横浜FCのFW三浦知良

[11.19 J2第42節 千葉2-1横浜FC フクアリ]

 横浜FCの背番号11がピッチ脇に立ち、出場を待ち構える。時間は後半29分。ボールがタッチを割ると、FW三浦知良がピッチへと向かった。

 チームは前節岡山戦のドローでプレーオフ出場の可能性が消滅。この日は前半1分にオウンゴールで先制しながらも、前半30分と後半アディショナルタイムに失点して1-2の逆転負けを喫した。「チームがプレーオフ圏内、ストレート昇格を目指してやってきて、先週の試合でプレーオフ進出が消滅したけど、今日の負け方も含めてちょっと力が足りなかったかなと実感している。結果を得られなかったのは非常に残念に思う」。

 シーズン開幕前の2月26日に50歳の誕生日を迎えたカズは、3月12日のJ2第3節群馬戦で決勝ゴールを奪い、50歳14日の得点で自身の持つJリーグ史上最年長得点記録を更新。今季は12試合に出場し(452分)、千葉戦の出場で自身のJ2最年長出場記録を50歳8か月24日に更新した。

「8月以降は今日も含めてずっとベンチ入りしていたけど、大事なときに出場機会があまりなかった。大事なところでピッチ上でチームに貢献できなかったことは非常に悔しく思う。ゴール数の1に関しては本当に情けないし、残念です」と自身のシーズンを振り返った。

 来季は51歳を迎えるが、『来年も現役を続けるか?』という質問に対しては「もちろん」と現役続行を明言。12月頭まで行われるというチームトレーニングや12月に行うグアムキャンプをこなして、「来年に向けて、精神的にもフィジカル的にも強くなって帰ってきたい」と答えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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