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W杯ショックのブッフォンは出場せず…ユーベはサンプドリアに3発食らい、まさかの今季2敗目

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FWフェデリコ・ベルナルデスキはトップ下起用に応えられず、途中交代に

[11.19 セリエA第13節 サンプドリア3-2ユベントス]

 セリエAは19日、第13節を行った。ユベントスは敵地でサンプドリアと対戦し、2ー3で敗戦。10月14日の第8節・ラツィオ戦(1-2)以来となるリーグ戦5試合ぶりの黒星となった。

 国際A代表マッチウィークを終えたユベントスだが、来週22日には欧州チャンピオンズリーグのグループリーグ第5節・バルセロナ戦が控えており、今節は休養と温存を計算してメンバーを起用。GKジャンルイジ・ブッフォン、DFアンドレア・バルザーリはイタリア代表でのW杯予選敗退のショックを考慮して、代わりにGKボイチェフ・シュチェスニー、DFダニエレ・ルガーニが出場した。

 ユベントスは4-3-2-1の布陣を採用。前線にはFWゴンサロ・イグアイン、左サイドはFWマリオ・マンジュキッチ、右サイドはMFフアン・クアドラードを配置し、トップ下はFWパウロ・ディバラに代えて、今夏加入のFWフェデリコ・ベルナルデスキが起用された。

 前半は互いに攻めの形をつくれない。ユベントスは前半32分、MFサミ・ケディラのパスからイグアインが最終ラインの裏を通し、反応したクアドラードがPA右から突破。渾身の右足シュートを放つが、相手GKに当たって枠外に流れた。ユベントスは枠内シュート2本、サンプドリアは0本と攻め手を欠いて、前半を0-0で折り返した。

 先制に成功したのはサンプドリア。後半7分、PA内で混戦となるもFWファビオ・クアリアレッラがPA右でボールキープして折り返す。クリアミスからハイボールになったところを、FWドゥバン・サパタがDFステファン・リヒトシュタイナーに競り勝って頭で合わせると、ボールは山なりの軌道を描いてゴールに吸い込まれた。

 失点したユベントスは、トップ下のベルナルデスキを代えてディバラを投入。すると同8分、クアドラードとの連係からリヒトシュタイナーが右サイドの深い位置から折り返すが、ファーサイドのマンジュキッチには合わず。PA内にこぼれたところをMFミラレム・ピャニッチが合わせるが守備のブロックに阻まれた。

 チャンスを生かせないユベントスに対し、サンプドリアが後半26分に追加点を決める。PA手前でボールを収めたMFガストン・ラミレスの落としをMFルーカス・トレイラが受けると、すかさず右足を一閃。ゴール左に突き刺して2-0とリードを広げた。

 サンプドリアは後半34分にダメ押しの3点目。中盤の右サイドからトレイラがFKを蹴り込むと、PA内のファーサイドでクアリアレッラが収めて中央に折り返す。DFジャンマルコ・フェラーリがゴール前で押し込んで、ユベントス相手に3ゴール目を挙げた。

 終盤にPKを得たユベントスは後半アディショナルタイム1分にイグアインが決め、また同アディショナルタイム4分過ぎにディバラが単独突破から2点目を決めるが、怒涛の追い上げも一歩及ばずに2-3で試合終了。今季2敗目となり、首位・ナポリとの勝ち点差は4に広がった。

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