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HSV伊藤達哉に“初”の辛口評価「よりによって日本の五輪代表監督の御前で…」

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ハンブルガーSVのFW伊藤達哉

 19日に行われたブンデスリーガ第12節でハンブルガーSV(HSV)はシャルケと敵地で対戦し、0-2で敗北。この一戦におけるFW伊藤達哉に対する現地メディアの評価は低かった。

 このアウェーマッチに伊藤は主将のDF酒井高徳とともに先発出場。しかし、ボランチとして攻撃で見せ場をつくった酒井に比べて、右サイドでプレーした伊藤は精彩を欠き、前半35分に交代を命じられている。17分には相手PKとなる前にボールを奪われ、28分には自身のボールロストから相手選手のユニフォームを引っ張ったため、イエローカードを提示されたことが、マルクス・ギスドル監督の決断につながったようだ。

 ドイツ誌『キッカー』では、伊藤のパフォーマンスはMFギデオン・ユングと並びチーム最低タイの「5」と低評価。これまで敗戦が続いた中でも「2.5」~「3」と及第点以上の採点をつけていた同メディアはここに来てヤングスターのプレーを初めて酷評する。「よりによって日本の五輪代表率いる(森保一)監督の御前で俊足ドリブラーは決定的なボールロストを犯すだけではなく、2枚目の警告を受けるリスクもあったため、早い時間帯にピッチを退くことになった」とコメントした。

 地元の『ハンブルガー・アーベントブラット』でも、伊藤はワーストタイの「5」。ここではユング、そして左ウィングでプレーしたフィリップ・コスティッチと並んだ。寸評では「プレーは良くなかったが、グッドニュースが届いた。シャルケ戦では意気込み過ぎて退場のリスクを負った日本人選手だが、HSVのイェンス・トッドSDはその契約が10試合の出場で自動的に更新されることを認めたのだ」と主に契約状況について言及している。

 一方、69分までプレーした酒井に対する評価は『キッカー』では「4」とチームの平均に近く、『ハンブルガー・アーベントブラット』では「3」と2位タイだった。後者では「非常に弱いスタートを切ったが、誇り高い日本人の彼はそれを受け入れず、1分毎にパフォーマンスを上げた。全体的にはまずまずの内容だった」と記されている。
(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

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