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初戦で“南北対決”が実現!「北のほうが強い」総体8強旭川実VS「沖縄もできる」宜野湾

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旭川実高櫛部悠路(左)と宜野湾高比嘉明宏(右)

 1回戦で北海道VS沖縄の“南北対決”が実現した。2年連続6回目の出場となる旭川実高(北海道)は初戦で宜野湾高(沖縄)と激突する。直近では09年度の第88回大会初戦、旭川実-南風原高(沖縄)以来となる最北端と最南端の対戦だ。

 “南北対決”が決まった瞬間、抽選会場にはどよめきが起こった。話題性あるカードに決まり、旭川実の櫛部悠路主将は「注目されるのは嬉しい」と歓迎。「北のほうが強いっていうことを見せたい。雪で(外で)練習はできないけど、いい準備をして一戦一戦、北海道代表として戦いたい」と力強く宣言した。

「雪で外でできないのはハンデですけど、逆に伸ばせる部分もある。体育館の練習だと足元が鍛えられる」と櫛部。富居徹雄監督も「雪が降って練習場所がなくても、その分、練習場所があるチームよりも合宿ができている」と、プラスの要素に視線を向けた。U-18日本代表候補FW圓道将良(3年)、司令塔のMF中里颯汰(3年)、188cmの大型GK中塚勝俊(3年)ら注目選手を擁し、総体では同校初のベスト8入り。選手権では夏を上回るベスト4へ、新たな歴史をつくる覚悟だ。
 
 対する宜野湾は19年ぶり3回目の出場。比嘉明宏主将も「南北対決という視点からも面白いゲームにしたい」と、注目カードにふさわしい熱戦を誓う。「冬の大会なので北海道に有利な部分があるのかなと思う」と、雪国の強敵チームを警戒。「練習では雪が少ない分、ボールを触ったトレーニングができる。沖縄もできるんだぞっていうところを見せたい」。沖縄県勢は3年連続で初戦敗退。今年は南国の意地を見せ、積み上げてきたサッカーを全国の舞台でアピールする。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 佐藤亜希子)
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