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富山の10番MF衛藤裕が現役引退を表明…鳥栖、徳島、富山で12年間プレー

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今季限りで現役を引退するMF衛藤裕

 カターレ富山は21日、MF衛藤裕(34)が今季限りで現役を引退すると発表した。

 同選手は東福岡高から福岡大を経て06年にサガン鳥栖に入団。以降、11年に徳島に移籍。富山では16年からプレーしている。12年間でJ1通算25試合4得点、J2通算195試合18得点、J3通算45試合5得点を記録した。

 今季限りでスパイクを脱ぐことになった富山の10番は、以下のようにコメントを発表した。

「私、衛藤裕は今シーズンをもちまして現役を引退することを決意しました。

 富山に来てからの2年間、J2昇格だけを目指し全身全霊で戦って参りました。どんな時も、私達選手を鼓舞し、心から応援してくださったサポーターの皆さんにはどれだけ感謝してもし尽くせません。共にJ2へ行くことが出来ない事が唯一の心残りであり、そして大変申し訳なく思っております。

 プロになってからの12年間、長い様であっという間でした。サガン鳥栖から始まったプロ生活、徳島ヴォルティスではJ1昇格という貴重な経験をさせていただきました。振り返れば、大きな怪我に見舞われ、チームに全く貢献出来ない非常に苦しいシーズンを幾度も経験しました。その度に、チームスタッフの方々や、サポーターの皆様の力強い励ましを頂き、乗り越える事が出来ました。長い間、現役生活を続ける事が出来たのは、今まで私に携わってくださった沢山の方々のおかげです。数々の温かい心遣い一生忘れません。ありがとうございました。

 そして、プロサッカー選手になりたいという、幼い頃からの夢を一緒に追いかけてくれた両親には、ここでは言い表すことが出来ない程、感謝しています。ありがとう。

 最後に、どんなに苦しい時も側で支え笑顔をくれた家族。慣れない土地での生活でも前向きで、私の背中を押し続けてくれた妻。家族の支えなしでは今の私はありません。これからの第二の人生も共に支え合い飛躍出来るよう頑張ります」

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