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リバプール3点リード守れず土壇場で追いつかれる…E組GL突破決定は最終節へ

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首位リバプールは3点差を守れず、今節でグループステージ突破を決められなかった

[11.21 欧州CLグループリーグ第5節 セビージャ3-3リバプール]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は21日、グループリーグ第5節1日目を行い、E組はリバプール(イングランド)が敵地でセビージャ(スペイン)戦と対戦し、3-3で引き分けた。E組は今節もグループリーグ突破チームが決まらず、最終戦にもつれ込むことになった。

 試合はいきなり動いた。前半2分、リバプールはMFフィリペ・コウチーニョが蹴り込んだ右CKをMFジョルジニオ・ワイナルドゥムが頭でそらすと、ファーサイドのFWロベルト・フィルミーノが左足で押し込み、幸先良く先制に成功した。

 1点のビハインドを負ったセビージャもショートカウンターから決定機を創出。前半19分、中盤でのボール奪取からFWウィサム・ベン・イェデルが斜めにスルーパスを通し、抜け出したFWノリートが鋭い切り返しで相手をかわし、右足シュートを放ったが、惜しくも右ポストを直撃。20分にも絶妙なスルーパスで裏を取ったベン・イェデルがGKとの1対1から右足を振り抜いたが、わずかにゴール左に外れた。

 リバプールも流れを譲らず、カウンターからフィルミーノが相手ゴールを強襲し、前半22分には再びセットプレーから追加点。コウチーニョが蹴り込んだ右CKをフィルミーノが頭で左にそらし、ファーサイドのFWサディオ・マネが豪快なダイビングヘッドでゴール右下隅に突き刺した。

 2-0にリードを広げたリバプールの勢いは止まらない。前半30分にはカウンターを発動させ、後方からのロングパス1本でエリア内に抜け出したマネがPA内左45度の位置から右足シュート。これはGKが至近距離でセーブしたが、こぼれ球に詰めたフィルミーノが左足に持ち替えて冷静に押し込んだ。

 3点差に突き放されたセビージャは後半開始と同時に交代枠を使い、MFフランコ・バスケスを投入して反撃に出ると、後半6分、PA右で獲得したFKをMFエベル・バネガが右足で蹴り込み、ニアサイドのイェデルがヘッドで押し込んだ。

 後半早い時間帯に1点を返したセビージャは流れをつかみ、後半14分、イェデルがDFアルベルト・モレノに倒され、PKを獲得する。イェデルが自らキッカーを務めると、右足でGKの逆を突いてゴール左下隅に沈め、1点差に詰め寄った。

 セビージャが攻め込む時間帯が続くが、同点ゴールを奪えないまま後半アディショナルタイムに突入。このまま試合終了かと思われたが、後半アディショナルタイム3分、MFパブロ・サラビアの左CKから相手のクリアボールに反応したMFギド・ピサーロが押し込み、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 後半は失速し、3点リードを守れなかったリバプール。勝利すれば最終節を残してグループリーグ突破が確定したが、試合は3-3の引き分けに終わり、E組の勝ち抜けチームは最終戦に決定することになった。2勝3分で首位に立つリバプールは12月6日に行われる第6節でスパルタク・モスクワ(ロシア)と対戦する。

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