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終了間際の悪夢…マンUはバーゼルに敗戦、GL突破を決められず

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バーゼルがマンチェスター・ユナイテッドに勝利

[11.23 欧州CLグループリーグ第5節 バーゼル1-0マンチェスター・U]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は23日、グループリーグ第5節2日目を行った。A組のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は敵地でバーゼル(スイス)と対戦し、0-1で敗れた。

 4連勝で首位に立つユナイテッドは、18日のプレミアリーグ第12節ニューカッスル戦から先発7人を変更。怪我から復帰したDFマルコス・ロホとMFマルアン・フェライニ、キーパーはGKセルヒオ・ロメロが起用された。

 この試合の前にCSKAモスクワ(ロシア)がベンフィカ(ポルトガル)に2-0で勝利し、勝ち点を『9』に伸ばした。これにより、引き分け以上で首位通過が決まるユナイテッドは、立ち上がりこそ、バーゼルに押し込まれたが、徐々にボール支配率を高めていくと、前半12分に決定機が訪れる。

 ユナイテッドはMFポール・ポグバのスルーパスに反応したFWロメル・ルカクが相手DFのプレッシャーを受けながらもPA内から左足を振り抜く。これはGKトマーシュ・バツリークに右足で止められるが、こぼれ球をつないで左サイドからDFダレイ・ブリントが滞空時間の長いクロスを供給。ファーサイドのフェライニがヘディングシュートを放ったが、カバーに入ったDFマヌエル・アカンジにクリアされてしまった。

 前半16分、ユナイテッドは右サイドの敵陣中央あたりでFKを獲得し、ブリントが入れたボールをフェライニがヘディングシュート。ニアで合わせたシュートだったが、わずかにゴール右に外れる。攻勢を続けるユナイテッドは、ルカクとフェライニの高さをいかしてゴールに迫ったが、43分のフェライニのヘッド、44分のロホのミドルは枠に嫌われ、前半はスコアレスに終わった。

 前半はボール支配率26%、シュート1本にとどまったバーゼルだが、後半の立ち上がりから押し込む展開が続くと、18分に右サイドでパスを受けたMFレナト・シュテッフェンが中央へドリブルで運び、PA右から左足を振り抜く。しかしこれはわずかに枠を外れ、チャンスを逃した。

 流れを変えたいユナイテッドは、19分にMFジェシー・リンガードに代えてFWマーカス・ラッシュフォード、21分にポグバを下げてMFネマニャ・マティッチを投入。だが、22分にDFミヒャエル・ラングの右ポストを叩くなどバーゼルの勢いを止められないでいると、29分にはマルシャルに代えてFWズラタン・イブラヒモビッチをピッチに送り込んだ。

 試合は終了間際に動いた。バーゼルは後半44分、PA左からMFラウル・ペトレッタが中央へ折り返すと、FWディミトリ・オベルリンには合わなかったが、ファーサイドのラングが右足で合わせて、先制点。試合は1-0で終了し、バーゼルが決勝トーナメント進出に望みをつないだ。一方のユナイテッドは決勝トーナメント進出を決めることができなかった。

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