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グリエーズマンが起死回生の芸術的ボレー!アトレティコがローマを撃破し今大会初勝利

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FWアントワーヌ・グリーズマンが芸術的ボレーで先制点を決めた

[11.22 欧州CLグループリーグ第5節 A・マドリー2-0ローマ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第5節が22日に行われた。C組ではアトレティコ・マドリー(スペイン)がホームでローマ(イタリア)と対戦し、2ー0で勝利。負ければ敗退決定となる背水の陣で、値千金の白星を勝ち取った。グループリーグ最終戦となる第6節は12月5日に開催され、アトレティコは敵地でチェルシー(イングランド)、ローマはホームでカラバフ(アゼルバイジャン)と対戦する。

 4試合を終えて1敗3分と厳しい状況が続くアトレティコは、直前の試合でチェルシーが勝利したため、グループ突破に向けて勝利が絶対条件となった。18日のリーガ第12節・レアル・マドリー戦(0-0)から先発を5人変更。DFフアンフランの負傷によりMFアウグスト・フェルナンデスが急きょ招集されて先発出場となり、DFフェリペ・ルイス、DFホセ・ヒメネス、MFヤニック・フェレイラ・カラスコ、FWフェルナンド・トーレスが先発に起用された。

 一方、2勝2分のローマはこの試合を引き分け以上で終えると決勝トーナメント進出となる。公式戦6連勝中と好調が続く中、18日のセリエA第13節・ラツィオ戦(2-1)から先発を4人変更し、DFブルーノ・ペレス、MFロレンツォ・ペッレグリーニ、MFマクシム・ゴナロン、MFジェルソンが先発起用となった。

 立ち上がりから両者激しくぶつかり合う。ローマは左サイドのDFアレクサンダル・コラロフとFWディエゴ・ペロッティが好連係を連発し、前半6分にはPA左の深い位置からペロッティがクロス。PA中央のペッレグリーニが右足シュートを放つが、相手のブロックに遭った。

 アトレティコは前半22分、左サイドからF・ルイスがアーリークロスを上げ、PA中央のMFコケのヘディングシュートはGKアリソン・ベッカーが正面でキャッチ。直後の同24分、カラスコが左サイドからグラウンダーのクロスを放つが、PA内のFWアントワーヌ・グリーズマンとコケは合わせられない。

 すると前半42分、アトレティコはPA手前でローマMFラジャ・ナインゴランの浮かしたボールをフェルナンデスがカット。すかさず右足を一閃して相手DFに当たりながらゴールに突き刺したものの、フェルナンデスのカットがハンドの判定となってノーゴールに。両者ともにゴールを奪えず、0-0で前半を折り返した。

 ローマは後半19分、ナインゴランが右サイドから右足を振り抜いて直接ゴールを狙うも、ゴール右ポストを叩く。アトレティコは直後の同20分、F・トーレスがPA手前から強烈な右足ミドルを放つがゴール左外へとはずれ、両者の攻撃はより一層激しさを増していく。

 後半24分、アトレティコが均衡を破る。F・ルイスのパスを受けたF・トーレスがPA手前から浮き球パスを出し、途中出場のFWアンヘル・コレアがPA左の深い位置から山なりのクロスを上げる。ボールがファーサイドに流れたところをグリエーズマンが豪快な左足ボレーでゴールに突き刺し、アトレティコが待望の先制点を決めた。

 失点したローマは後半38分にB・ペレスが2回目の警告で退場処分に。数的優位に立ったアトレティコは同40分、中盤でパスを受けたグリエーズマンが最終ラインの裏を通し、反応したガメイロがGKアリソンをかわしてPA右から流し込み、ダメ押しの2点目を決めた。そのまま試合は終了し、アトレティコが2-0で勝利。ローマとの勝ち点差を2に縮め、グループリーグ突破に望みをつないだ。

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