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千葉を制したのは流経大柏!! ライバル市立船橋下して3年ぶりに全国へ

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流通経済大柏高が2-1の勝利を収めた

[11.23 選手権千葉県予選決勝 流経大柏高2-1市立船橋高 フクアリ]

 第96回全国高校サッカー選手権千葉県予選決勝が23日に行われ、3年ぶり5回目の出場を狙う流通経済大柏高と3年連続22回目の出場を目指す市立船橋高が対戦。前半12分に先制した流経大柏が後半38分に追加点を奪うと、市立船橋の反撃を1点に抑えて2-1の勝利を収め、全国行きのチケットを手に入れた。

 序盤は流経大柏が押し込む展開となるが、前半7分に市立船橋が一瞬の隙を突いてフィニッシュに持ち込む。後方から送られたボールを流経大柏DF関川郁万(2年)がコントロールミスしたのを見逃さずにMF福元友哉(3年)が奪うと、右足で思い切り良く狙うがシュートはゴール右に外れた。

 すると前半12分に流経大柏が先制に成功する。左サイドからMF鬼京大翔(3年)が送ったグラウンダーのクロスはGK長谷川凌(3年)に触れられたものの、はね返りに反応したMF菊地泰智(3年)が右足で詰めてスコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った市立船橋は反撃に出たいが、流経大柏の集中した守備を前になかなか敵陣深くまでボールを運べない。中盤を省略して最終ライン裏を狙ったロングボールを放り込もうとも、DF瀬戸山俊(3年)と関川の2CBに処理されてしまい好機に結び付けられず。しかし、徐々に攻撃にリズムが生まれると、同26分にはMF町田雄亮(1年)の縦パスに反応したMF有田朱里(3年)が右足で狙う。だがシュートは枠を捉え切れず、同27分にはFKのこぼれ球を拾った町田がミドルレンジから狙うが関川にヘディングでクリアされてしまった。

 すると、前半38分に市立船橋ベンチが動き、松尾に代わってMF井上怜(2年)がピッチへと送り込まれた。

 1-0と流経大柏がリードしたまま後半を迎えると、立ち上がりに流経大柏が次々とシュート場面を創出。同3分に鬼京のパスをPA内で受けたMF加藤蓮(3年)が強引に突破してフィニッシュまで持ち込むが、左足から放たれたシュートはゴール右に外れた。さらに同11分には鬼京からボールを受けたDF佐藤蓮(3年)が右足で狙うも枠を捉え切れずに追加点を奪うには至らない。

 まずは同点に追い付きたい市立船橋はCFの福元が積極的にボールに絡みゴールに迫ろうとするが、流経大柏守備を崩し切れない。同20分には流経大柏ベンチが動いてDF安城和哉(3年)に代えてFW熊澤和希、同21分には市立船橋ベンチが動いて有田に代えてFW郡司篤也が投入された。

 後半31分には郡司のロングスローから市立船橋が好機を創出するが、DF岸本駿朔(2年)のヘディングシュートはGK薄井覇斗(3年)の守備範囲に飛んでしまう。同32分には流経大柏が好機を作り、MF宮本優太(3年)のパスから前線に駆け上がったDF齋藤優輝(3年)がフィニッシュに持ち込むも枠を捉え切れず。同33分には市立船橋がMF平川孟人(3年)、MF大関克弥(2年)を同時投入して状況を打開しようと試みる。

 すると後半38分に流経大柏が追加点を奪取する。左サイドを駆け上がったMF金澤哲流(3年)のグラウンダーのクロスからゴール前でフリーになった菊地のシュートは相手選手のブロックに遭い、こぼれ球に反応した熊澤のシュートはポストを叩いたが、はね返りが長谷川の背中に当たってゴールマウスに収まり、リードを2点差に広げた。同39分には郡司のロングスローをニアサイドの岸本がすらし、ファーサイドのDF余合壮太(2年)が蹴り込み、市立船橋が1点差に詰め寄るが反撃もここまで。逃げ切った流経大柏が2-1の勝利を収めた。

 全国への切符を手に入れた流経大柏は、1月2日に行われる全国高校サッカー選手権2回戦で大分西高(大分)と対戦する。

(取材・文 折戸岳彦)
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