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前橋育英、新潟内定DF渡邊泰基「オーバーラップを注目してほしい」

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J内定選手のDF渡邊泰基(3年)も全国へ

[11.23 選手権群馬県予選決勝 前橋育英1-0桐生一 正田醤油スタジアム群馬]

 昨年の全国大会準優勝高の前橋育英が、桐生一高を1-0で下して、4年連続21回目となる全国行きを決めた。卒業後はアルビレックス新潟への入団を決めているDF渡邊泰基(3年)は「どっちが勝ってもおかしくない試合だった」と五分五分の試合内容だったこともあり、まずは安堵した。

「去年の全国大会は、決勝で大差で負けている。そこは練習から監督とかにも絶対に忘れちゃいけない試合だと言われている。あそこに戻って、決勝で勝つというのがみんなの目標だと思う。これからはみんなが出来ることをやっていけばいいのかなと思います」

 中学までをアルビレックス新潟の下部組織で過ごした渡邊。ユースに上がる選択肢もあったが、高校は前橋育英への進学を決断した。「高校サッカーがやりたかったというのがあります。そのまま上がっても環境的には変わらないと思ったし、また違う環境で違う仲間とサッカーがしたいなと思いました」。

 新潟からは今年4月に正式なオファーを受けた。高卒でのプロを目指しており、どこのチームでも進む決意を持っていたが、“古巣”からのオファーはやはり特別だった。「ジュニアユースを離れたときは、帰ってこれたらいいねみたいな感じでした。だからオファーが来たときは素直に嬉しかったですね」。

 突破力が光るFW飯島陸(3年)やU-18日本代表DF松田陸(3年)ら挙げればきりがないほどのタレントを擁する今季の前橋育英。その中でも渡邊はJリーグ内定選手ということもあり、本大会に入ればより注目を集めるはずだ。ただプレッシャーについては「あまり意識するとダメ。やることをやるだけだと思っています」。そして「攻撃参加が特長なので、オーバーラップだったり、縦突破とか、そこを注目してほしい」と、より自分に注目してほしいとばかりにアピールしていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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