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[MOM2339]東福岡MF福田湧矢(3年)_ヒガシの「走り切る」姿勢体現する10番、県決勝で先制ヘッド

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G大阪内定の東福岡高MF福田湧矢主将

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.23 選手権福岡県予選決勝 東福岡高 2-0 筑陽学園高 ミクスタ]

「今年は本当にチャレンジャーとして臨む大会。今年の代は個のレベルが低いので、チャレンジャーで走り切るということをやり切りたいと思います」。5年連続の全国大会出場を決めた東福岡高のMF福田湧矢主将(3年、G大阪内定)は全国大会へ向けた意気込みについて、そのように語った。

 技術、判断力の面で相手を上回るだけでなく、「走り切る」。チャレンジャーとして戦う東福岡の姿勢を10番は体現していた。味方がボールを奪えばビルドアップに絡んで正確にパスを動かし、速攻の際には自陣からでも長い距離を駆け抜けてサイドのスペースやゴール前に潜り込む。そして、得意のドリブルでチャンスメーク。いざ守備に切り替わると、PAまで戻って相手を挟み込み、身体をぶつけて相手の突破を食い止めていた。

 前半15分には左サイドでのパス交換でMF田村和玖人(3年)が抜け出す。すると、福田はPAへスプリント。フリーの福田の下へ田村からの正確なクロスが通り、10番は頭で先制ゴールを決めた。「いつも自主練とかでやっているので、息があっているというか、走り込んだらアイツ(田村)が出してくれると信じて走っているので、その思ったところに来てくれたので練習通りだったかなと思っています」。両手を広げて喜びを表現した福田はスタンドへ向けて10番をアピール。今大会待望の初ゴールを喜んだ。

 その後も2列目からPAへ飛び出す動きや、DFを振り切りながら出したラストパス、PAへのスルーパスで決定機に絡んだ。右SB中村駿(3年)のクロスから放ったヘディングシュートが枠を外れるなど2点目を奪うことができず、「弟(2年生MF福田翔生)が(今大会)2点決めているので……」と苦笑したが、それでも「チームのためにやるというのが一番で、その中で自分が決められればと思っているので、(この日勝利、ゴールという)結果を出せたことは良かったかなと思っています」と胸を張った。

 来季、G大阪への加入が内定。練習参加して得意のドリブルで手応えを得たほかに感じた部分がある。「球際の強さが全然違ったのでもっと追求していきたい。守備への意識は去年と比べて全然強くなってきていると思っていますし、簡単に剥がされないという部分が少しずつ出てきている」という。ファウルになってボールを取り切れなかった面もあり、本人は奪い切ることにこだわることを掲げてに挙げていたが、この日の80分間からは献身的に守備をしていることがとても印象的だった。

 その福田について、森重潤也監督は「運動量も多いですし、攻守に渡って献身的にプレーしていると思いますし、キャプテンとして責任を持ちながらプレーしていると思います。先取点を取った場面では長い距離走ってゴール前に行くところもありますし、守備もゴール前まで戻って守備して、チームのためにプレーしている」と評価。国体制覇を果たした福岡県選抜時代のチームメート、筑陽学園高CB溝口峻(3年)は「相変わらず足下上手くて、怖い選手」と攻撃面についても認めていた。

 全国優勝した2年前の選手権では1年生ながらピッチに立ち、主力として期待された昨年は力を発揮しきれずに悔し涙を呑んだ。最後の選手権へ向けて福田は「最後恩返しの大会だと思っているので、監督、コーチ、仲間に対して恩返し、感謝の気持ちを込めてみんなで一つひとつ勝ち上がって優勝したい。自分の武器であるドリブル、ゴールという部分をもっと全国で発揮できたらいいなと思っています」と力を込めた。東福岡のリーダーとして、走ってチームを鼓舞し、試合を決める。そしてチームを目標の日本一へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
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