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ヘルタは1試合を残してEL敗退決定…ビルバオに逆転負け、FW原口はメンバー外続く

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グループリーグ敗退が決まったヘルタ・ベルリン

[11.23 ELグループリーグ第5節 ビルバオ3-2ヘルタ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は23日、グループリーグ第5節を行い、FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリン(ドイツ)はアウェーでビルバオ(スペイン)と対戦した。先制点を奪いながらも2-3で逆転負けを喫し、グループリーグ突破の可能性はなくなった。原口はベンチ入りしなかった。

 今季のELではベンチ入りを続けてきた原口だったが、この日は遠征の招集メンバー外に。ここ最近は出場機会から遠ざかっており、リーグ戦でも一発退場で出場停止となった10月22日の第9節フライブルク戦以来、4試合続けてベンチ入りしていない。

 先に得点を奪ったのはアウェーのヘルタだった。前半26分、左サイドに開いたDFマキシミリアン・ミッテルステットのクロスに対し、ニアサイドでMFマシュー・レッキーがヘディングシュート。負傷で離脱していたオーストラリア代表がGKに触れられながらも豪快にゴールネットを揺らした。

 一方のビルバオも前半33分、同点に追いつく。中央でクロスを収めたFWイニャキ・ウィリアムスが主将のDFセバスティアン・ランカンプに倒されてPKを獲得。同35分、キッカーのFWアドゥリスがグラウンダーで左に決めた。

 それでも直後の前半36分、ヘルタはGKを起点としたのカウンターから、右サイドで局面を打開。ドリブル突破を見せたMFバレンティーノ・ラザロがPA脇から低くて速いクロスを送ると、ゴール前に飛び込んだFWデイビー・ゼルケが頭で合わせ、またしてもヘルタがリードする展開となった。

 後半はホームのビルバオが多くのチャンスをつくった。すると後半20分、MFマルケル・スサエタのクロスにDFミケル・バレンシアガが頭で合わせたところ、ランカンプがハンドで止めて再びPKを獲得する。これもアドゥリスが右ポストに当てながら決め、再び試合が振り出しに戻った。

 さらに勢いを持ったビルバオは後半37分、スサエタの縦パスを受けたウィリアムスが左サイドに展開。攻め上がっていたバレンシアガが受けて、グラウンダーの速いクロスを送ると、ゴール前に走り込んだのは再びウィリアムス。GKの動きを見て冷静に流し込み、ビルバオがついに勝ち越しに成功した。

 後がない最下位のヘルタはその後、人数をかけて攻め込む場面をつくった。しかし、ゼルケがユニフォームを破られるほど激しい守りを見せたビルバオの守備陣は崩れず、2-3のまま敗戦。2位に浮上したビルバオと勝ち点4差となったため、1試合を残してグループリーグ敗退が決まった。

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