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酒井高徳、前半で交代の伊藤達哉に声をかけず…先輩として見せた気遣い

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DF酒井高徳が先輩として見せた気遣い

 ハンブルガーSVに所属する日本代表DF酒井高徳が、次戦への意気込みを語った。ドイツ『MOPO』のインタビューで話している。

 現在ブンデスリーガで15位と低迷するHSVは26日、ホームに6位のホッフェンハイムと迎える。格上との対戦となるが、ホッフェンハイムは23日にヨーロッパリーグを戦うため、酒井は有利な状況で戦えると考えているようだ。

「僕らにとってはチャンスだと思います。ホームのファンの前で戦えますからね。それにホッフェンハイムがヨーロッパリーグを戦わなければならないことも有利に働くはずです。最後の1秒まで激しく戦うつもりです」

 また、ホッフェンハイムは酒井がブンデスリーガ初ゴールを決めた相手でもある。サイドバックやボランチでプレーすることが多い酒井にそれほどシュートの場面は訪れないが、自身の見解を述べている。

「シュートするのは好きですよ。問題は枠に行くかどうかです。惜しくないと意味がない。まずは枠に入れることです。そうすれば何かが起きる。もちろんホッフェンハイムを相手にまたゴールできれば素晴らしいですけどね」

 前節のシャルケ戦では伊藤達哉が前半35分に途中交代。負傷による影響ではなく、プレー内容やイエローカードを受けていたことが原因となったと伝えられている。酒井は何か声をかけたかと問われ、こう答えている。

「特には話していません。ときには、常に話しかけに行かないことも良いと思います。何が悪くて良かったかを自分自身で考えなければいけません。いつでも彼を守る必要はないし、時間が必要。こういう経験は彼にとってもプラスになると思いますよ。

 2018年で満了を迎える自身の契約については「まだ話に挙がっていないし、それまで全力を尽くすだけ」とクラブからの打診を待つ姿勢であることも強調した酒井。今後もHSVの頼れるキャプテンとしてチームを支える姿に期待したい。

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