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J初代得点王の敵将も脱帽「浦和の守備は素晴らしかった」

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アルヒラルのラモン・ディアス監督

[11.25 ACL決勝第2戦 浦和1-0アルヒラル 埼スタ]

 アルヒラル(サウジアラビア)のラモン・ディアス監督は試合後の記者会見で「浦和レッズにおめでとうと言いたい」と素直に勝者を称えた。「もう少し有利な状況で東京に来たかったが……」と、ホームでの第1戦を1-1で終えたことを悔やみながらも、「我々の選手もよく戦ったので満足している。とても誇りに思う」と選手たちをねぎらった。

「浦和のディフェンスは素晴らしかった。中盤でのプレッシャーが強く、パスをつなごうとしてもすぐに取られ、カウンターにつなげられた」。浦和の組織的な堅守に脱帽したJリーグ初代得点王でもあるディアス監督は「ストライカーがいないことで、普段の我々らしさはなかったのかもしれない」とも指摘した。

 18日の第1戦で前半19分にMFカルロス・エドゥアルドが負傷交代。膝の前十字靱帯断裂と診断され、第2戦を欠場した。さらにこの日もセンターフォワードで先発したFWオマル・ハルビンが後半17分に負傷交代。「ホームゲームでケガをしたり、今日もストライカーがケガをした」と嘆いたが、「ここに来るまでに不運なこともあったが、ベストなチームで戦えたことを誇りに思う」と、あくまでこの日のピッチに立った選手たちを称え、言い訳にしなかった。

(取材・文 西山紘平)

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