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悪夢の18分間…清水、2点リードから新潟にまさかの逆転負け、J1残留決められず

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新潟がMF加藤大(13番)のFKで同点に追いつき、そのまま逆転勝ちをおさめた

[11.26 J1第33節 清水2-3新潟 アイスタ]

 アルビレックス新潟清水エスパルスに3-2で逆転勝利。清水の今節でのJ1残留確定を阻止した。

 J1残留に向けて負けられない戦いが続く清水は、開始から新潟を圧倒。前半8分、左クロスのクリアボールをPA右で受けたMF金子翔太がフェイントで2人をかわして左足を振り抜く。決まったかと思われたが、カバーに入ったDF富澤清太郎にクリアされてしまう。対して、前節でJ2降格が決まってしまった新潟は、11分にアクシデント発生。DF大野和成が右腰あたりを抑えてピッチを後にし、DF大武峻との交代を余儀なくされた。

 試合が動いたのは前半14分だ。清水は左サイドからDF松原后が上げたクロスにFW鄭大世が飛び込む。鄭大世は合わせることができなかったが、ファーサイドの金子が右足で押し込み、早々に先制点を奪った。さらに29分、PA右手前から金子が浮きパスを送り、中央を駆け上がっていたFW北川航也が胸トラップから左足で流し込み、2-0とリードを広げた。

 J2降格は決まっているものの、来季に向けて連勝してシーズンを終えたい新潟は、押し込まれながらも少ないチャンスで清水ゴールを脅かす。後半6分、右サイド深くからMFホニがグラウンダーのクロスを供給。ニアに走り込んだMF小川佳純が合わせたが、わずかに枠を外れた。それでも清水の攻撃を耐え凌ぐと26分に追撃弾を決める。

 新潟は後半26分、MF山崎亮平の浮き球パスをPA右で受けたホニが右足を振り抜く。低い弾道のシュートがゴール左隅に突き刺さり、1-2と1点を返した。さらに30分にFW河田篤秀を下げ、DF矢野貴章をピッチに送り出すと、39分にはゴール正面の絶好の位置でFKを獲得。これをキッカーのMF加藤大が豪快な左足シュートをゴール右隅に突き刺し、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 新潟の勢いは止まらなかった。後半44分、右サイドから途中出場のMF酒井宣福が左足でクロスを入れると、相手と競り合いながら矢野がつぶれて、ボールはそのままゴール左に吸い込まれた。新潟が2点ビハインドから3-2と逆転勝ちをおさめ、3連勝で意地をみせた。

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