「レフェリーの判断が絶対」…“手に当たった”を目の前で見ていた千葉DF近藤「精神的な弱さ」を反省
[11.26 J1昇格PO準決勝 名古屋4-2千葉 パロ瑞穂]
試合後のインタビュー台には、名古屋グランパスの同点弾を決めたMF田口泰士が立っていた。しかしその声をかき消さんばかりに、ジェフユナイテッド千葉のゴール裏からは大ブーイングが飛んでいた。
9年ぶりのJ1復帰は夢と消えた。J1昇格プレーオフ準決勝を敵地で戦った千葉だったが、名古屋に2-4で逆転負け。シーズンを7連勝で終える劇的な展開でプレーオフ出場を決めていたが、そんな今季の戦いも終わった。
悔やまれるのはやはり後半16分、名古屋に同点弾を浴びた場面だ。DF近藤直也がクリアしようとしたボールをMF田口泰士にカットされると、そのままドリブルでもちこまれて、試合を振り出しに戻されてしまった。引き分けでは敗退が決まるため、千葉にとっては大きな失点となった。
しかしこの場面、カットした田口のプレーが手に当たっているようにも見え、千葉イレブンも村上伸次主審や副審に猛抗議。しかし判定が覆ることはなく、逆に強く抗議していたFWラリベイにはイエローカードが出された。試合後、フアン・エスナイデル監督も「同点にされてしまったゴールが分岐点になった」と悔やんだ。
千葉の選手によれば、村上主審はボールが手に当たったことは認めていたという。ただ脇を閉じていたということで、ハンドとはみなされなかったとみられる。“目の前”で見ていた近藤は「レフェリーの判断が絶対なので、僕らは何も言えない」とするも、「手に当たっているのは見えていると言っていたので、何で取らないのかというところは疑問でした。しょうがないですけど」と苦虫を噛みつぶしたような顔で話した。
ただ判定に不満があったとはいえ、直後に勝ち越し点を献上。メンタル面の課題を露呈したことは否めない。そこは近藤も「そこからズルズル行ってしまったので、僕らの精神的な弱さなのかなと思います」と認めるところ。「今季で言えば一番出来が良くなかった」という試合だったこともあり、結果については真摯に受け止めていた。
(取材・文 児玉幸洋)
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試合後のインタビュー台には、名古屋グランパスの同点弾を決めたMF田口泰士が立っていた。しかしその声をかき消さんばかりに、ジェフユナイテッド千葉のゴール裏からは大ブーイングが飛んでいた。
9年ぶりのJ1復帰は夢と消えた。J1昇格プレーオフ準決勝を敵地で戦った千葉だったが、名古屋に2-4で逆転負け。シーズンを7連勝で終える劇的な展開でプレーオフ出場を決めていたが、そんな今季の戦いも終わった。
悔やまれるのはやはり後半16分、名古屋に同点弾を浴びた場面だ。DF近藤直也がクリアしようとしたボールをMF田口泰士にカットされると、そのままドリブルでもちこまれて、試合を振り出しに戻されてしまった。引き分けでは敗退が決まるため、千葉にとっては大きな失点となった。
しかしこの場面、カットした田口のプレーが手に当たっているようにも見え、千葉イレブンも村上伸次主審や副審に猛抗議。しかし判定が覆ることはなく、逆に強く抗議していたFWラリベイにはイエローカードが出された。試合後、フアン・エスナイデル監督も「同点にされてしまったゴールが分岐点になった」と悔やんだ。
千葉の選手によれば、村上主審はボールが手に当たったことは認めていたという。ただ脇を閉じていたということで、ハンドとはみなされなかったとみられる。“目の前”で見ていた近藤は「レフェリーの判断が絶対なので、僕らは何も言えない」とするも、「手に当たっているのは見えていると言っていたので、何で取らないのかというところは疑問でした。しょうがないですけど」と苦虫を噛みつぶしたような顔で話した。
ただ判定に不満があったとはいえ、直後に勝ち越し点を献上。メンタル面の課題を露呈したことは否めない。そこは近藤も「そこからズルズル行ってしまったので、僕らの精神的な弱さなのかなと思います」と認めるところ。「今季で言えば一番出来が良くなかった」という試合だったこともあり、結果については真摯に受け止めていた。
(取材・文 児玉幸洋)
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