beacon

久々4バックのミランは無失点も…決定機決められずトリノにスコアレスドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

ミランはスコアレスドローに終わった

[11.26 セリエA第14節 ミラン0-0トリノ]

 セリエAは26日に第14節を行い、ミランがホームでトリノと対戦し、0ー0で引き分けた。公式戦3試合ぶりの無失点となったミランだが、8本の枠内シュートを放つもゴールできずにスコアレスドロー。ボローニャキエーボと勝ち点で並び、暫定で同率7位となっている。

 23日のヨーロッパリーグ(EL)第5節・オーストリア・ウィーン戦(5-1)で勝利し、グループリーグ突破を決めたミラン。これまでの3-5-2から4-4-2の布陣を敷き、先発を5人変更してDFアレッシオ・ロマニョーリ、MFリカルド・モントリーボ、MFジャコモ・ボナベントゥーラ、MFスソ、FWニコラ・カリニッチが起用された。

 一方、トリノは今季5得点でチームトップスコアラーのFWイアゴ・ファルケがベンチスタート。今夏ローン移籍で加入したFWエムバイェ・ニアンが先発起用され、指揮官シニシャ・ミハイロビッチ監督とともに古巣ミランに戦いを挑んだ。

 勝ち点1差で中位に並ぶ両者だが、序盤からミランがチャンスをつくっていく。前半5分、PA右でボールを持ったスソがPA手前までドリブルで進むと、シュート体勢から最前線のカリニッチに緩やかなパス。ノーマークのカリニッチだが、右足シュートはゴール左ポストを叩いた。

 ミランは前半23分、左サイドバックの位置に入ったDFクリスティアン・サパタが中盤からアーリークロスを放ち、PA内のFWアンドレ・シウバがスライディングで合わせるが枠外にはずれる。同42分にはカリニッチが左サイドでボールを奪ってカウンターも、PA右でボールを持ったスソの右足シュートはまたしても枠内に入らなかった。

 ミランは前半5本のシュートもゴールには結びつかず。一方で、安定した守備を見せたDFレオナルド・ボヌッチらの4バックがトリノの攻撃を封じ込め、トリノの枠内シュートは0本に抑え込んだ。

 後半になるとより一層ミランが攻撃を仕掛けていく。後半6分、自ら持ち込んだボヌッチがスソとの連係からPA右に進入し、右足シュートを放つもゴール右外にはずれる。同22分には右サイドのボヌッチのクロスにカリニッチが頭で合わせるがGKサルバトーレ・シリグに阻まれ、こぼれたところを再び押し込むもシリグにまたしてもセーブされた。

 攻撃の手を増やしたいトリノは後半24分、MFアデム・リャイッチに代えてファルケを投入。ミランも同26分にボナベントゥーラに代えてMFハカン・チャルハノール、同32分にはカリニッチに代えてFWパトリック・クトローネを投入した。

 トリノは後半42分、FWアンドレア・ベロッティとファルケが至近距離からゴールを狙うもGKジャンルイジ・ドンナルンマに阻まれる。ミランは試合終了間際、モントリーボのミドルのこぼれ球をクトローネがゴールに押し込むがオフサイド判定に。両者の猛攻もむなしく、そのまま0-0で試合終了。勝ち点1を分け合う形となった。

●セリエA2017-18特集

TOP