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鹿島、リーグ2連覇逃す…終盤の猛攻も実らず磐田とドロー決着

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スコアレスドローに終わった鹿島アントラーズは2連覇を逃した

[12.2 J1第34節 磐田0-0鹿島 ヤマハ]

 J1は2日に第34節を開催し、ヤマハスタジアムで5位のジュビロ磐田と首位の鹿島アントラーズが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半もスコアが動かずに0-0のドローに終わった。勝ち点1の上積みに終わった鹿島は、大宮に勝利した川崎Fに勝ち点で並ばれると、得失点差で上回られて最後の最後でリーグ優勝を逃した。

 ホームの磐田は26日に行われた第33節鳥栖戦(○2-0)から先発3人を入れ替え、MF川辺駿、DF小川大貴、DF森下俊らを先発起用。一方、勝利すれば自力でリーグ2連覇を決める鹿島は前節柏戦(△0-0)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から両チームともに積極的な姿勢を示し、鹿島は前半2分にFW金崎夢生がミドルシュートを放ち、磐田は同4分に左サイドを突破したMFアダイウトンのクロスからFW川又堅碁がヘディングで狙うが、ともにネットを揺らすには至らず。すると同13分に鹿島をアクシデントが襲い、アダイウトンと接触したDF西大伍がプレー続行不可能と判断され、DF伊東幸敏との交代を余儀なくされた。

 その後は磐田が圧力を掛けて、フィニッシュまで持ち込む場面を創出する。前半24分、右サイドでボールを受けた川辺が体を寄せてくるMF三竿健斗を強引に抜き去り、中央に切れ込んでシュートを放つがシュートは枠を捉え切れず。同26分には川又がPA外でMFレアンドロのファウルを誘ってFKの好機を得ると、これをMF中村俊輔が直接狙うもボールは枠上に外れる。さらに同41分には川又の落としを受けてPA内に進入した川辺が右足シュートを放つが、ボールはGK曽ヶ端準の守備範囲に飛んでしまった。

 なかなかシュートまで持ち込めなかった鹿島は前半44分、MF遠藤康が蹴り出したCKをDF植田直通がヘディングで合わせてネットを揺らすが、直前にファウルがあったとしてゴールは認められなかった。

 スコアレスのまま後半を迎えると、同3分には鹿島が決定機を迎える。しかし、左サイドを突破した金崎が送ったクロスからファーサイドでフリーになった伊東が狙うも、シュートは距離を詰めたGKカミンスキーにストップされてしまう。さらに同7分には右サイドから遠藤が送ったクロスに金崎が飛び込むもシュートは枠を捉え切れず、同11分にはMFレオ・シルバがミドルシュートを枠内に飛ばすがカミンスキーにキャッチされてしまった。

 後半24分にはアダイウトンと川辺のパス交換からゴールに迫った磐田が、最後はPA内の川又が左足で狙うも、シュートはDF山本脩斗にブロックされてしまう。スコアレスのまま試合が進むと、同30分に両ベンチが動き、磐田はMFムサエフに代えてMF松本昌也、鹿島は遠藤に代えてFW鈴木優磨をピッチへと送り込む。

 さらに鹿島は後半37分にMF土居聖真に代えてFWペドロ・ジュニオールを投入し、磐田ゴールをこじ開けようと試みる。同41分には右サイドから伊東が送ったクロスをファーサイドの山本がダイビングヘッドで合わせるが枠を捉え切れず。その後も両チームともに得点を狙ったものの、最後までスコアは動かずに0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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