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「劇的なゴール欲しいよね」DF横山が土壇場決勝弾!16年ぶり残留の札幌が3連勝フィニッシュ

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劇的な決勝弾を決めた札幌DF横山知伸(写真左)

[12.2 J1第34節 札幌3-2鳥栖 札幌ド]

 J1リーグは2日、今季最終戦の第34節を各地で行い、16年ぶりのJ1残留を決めているコンサドーレ札幌がサガン鳥栖を3-2で下し、3連勝フィニッシュを果たした。

 札幌は前節のG大阪戦(○1-0)から先発2人を変更。MF早坂良太とMF荒野拓馬に代えてMF菅大輝とFW都倉賢を起用した。一方の鳥栖は前節の磐田戦(●0-2)から4人を変えた。MF原川力は出場停止となり、DF三丸拡が7試合ぶりに先発した。

 早々にスコアを動かしたのは札幌だった。前半6分、DF横山知伸のロングボールを都倉が頭で落とすと、PA外でFWジェイが強烈なボレーシュート。ゴール左にコントロールされたボールはGK権田修一の壁を破り、鮮やかにゴールネットを揺らした。

 さらに札幌は前半16分、中盤でのボール奪取からMF兵藤慎剛が縦パスを送り、ジェイがヒールでノールックパス。抜け出した都倉がドリブルでPA内に進入すると、利き足とは逆の右足からゴールへ突き刺し、リードを2点に広げた。

 ところが鳥栖も前半32分、MF河野広貴に代えてMF池田圭を入れて反撃を試みる。すると同40分、右サイドに開いたMF小野裕二のアーリークロスを池田が落とし、ゴール正面に走り込んだ田川のボレーシュートがゴールイン。18歳のストライカーにとっては9月23日の浦和戦(△2-2)以来、7試合ぶりのゴールで1点を返した。

 さらに鳥栖は後半6分、三丸の左CKに反応した池田のボレーはMF宮澤裕樹がゴールライン上でブロック。それでも同7分、右にCKのポジションが移ると、再び三丸が蹴り込んだボールをDFキム・ミンヒョクが頭でねじ込み、試合を振り出しに戻した。

 札幌は後半11分、都倉のパスを受けたMFチャナティップが強烈なシュートを放つも、権田が横っ飛びでビッグセーブ。同20分、菅に代わって早坂、同25分にはチャナティップに代えてMF小野伸二を入れた。「タイのメッシ」のチャナティップは来日1年目でゴールを挙げることはできなかった。

 それでお3連勝フィニッシュに向けてさらに攻めに出る札幌が後半43分、ついに決勝点を叩き出す。敵陣右サイドで獲得したFKをDF福森晃斗が左足で蹴り込むと、ニアサイドで横山がヘッド。これがゴールマウスに吸い込まれ、土壇場でリードを奪った。

 意地を見せたい鳥栖は後半45分、三丸に代えてDF青木剛、同アディショナルタイムにはFWビクトル・イバルボに代えてFW豊田陽平を入れる。それでも札幌も兵藤に代えてMF稲本潤一を投入して試合を締め、最終戦を白星で飾った。

 試合後インタビューに答えた横山は「最高です!!」と冒頭で雄叫び。「(CKの前には)裕樹(宮澤)と『劇的なゴール欲しいよね』と話していたんですが、来ちゃいました」と予告どおりのゴールだったことを明かした。

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