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FC東京レジェンド石川直宏、CKで追加点アシスト!ラストマッチ白星で飾る

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ラストマッチを白星で飾ったMF石川直宏

[12.3 J3第34節 FC東京U-23 2-1 C大阪U-23 駒沢]

 FC東京のレジェンドMF石川直宏が現役生活に別れを告げた。3日、J3第34節が駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で行われ、FC東京U-23セレッソ大阪U-23と対戦し、2-1で勝利した。駒沢は02年に石川がFC東京デビューを飾った思い出の競技場。ベンチスタートとなった石川は後半37分から途中出場し、アシストを記録。ラストマッチを白星で飾った。

 J3リーグ最終節に臨んだFC東京U-23は前節の鹿児島戦(0-3)から先発5人を入れ替え、出場停止明けのFWユ・インスが復帰。FW久保建英、MF米本拓司らが2試合ぶりに先発に入った。
 C大阪は前節の盛岡戦(3-2)と同じ11人が先発し、石川の元同僚で81年組の盟友DF茂庭照幸がベンチに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合はいきなり動いた。開始わずか22秒、左サイドでボールを奪ったユ・インスがドリブルで持ち上がり、グラウンダーのクロス。U-23タイ代表MFジャキットが右足ダイレクトで合わせ、先制のネットを揺らした。

 FC東京U-23がボールを保持して攻め込む時間帯が続き、前半24分には久保がヒールで落とし、MF内田宅哉がミドル。前半41分には左サイドのMF小川諒也がマイナスのクロスを入れ、エリア内の久保が左足ダイレクトで叩いたが、いずれも枠を捉えられなかった。

 1-0で折り返した後半立ち上がりもFC東京が押し込み、来季トップチーム昇格が内定しているFW原大智が決定的なシュートを連発。後半16分に最初の交代枠で久保に代わってMF佐々木渉、後半30分にはジャキットに代わってMFリッピ・ヴェローゾが投入された。

 前日、味の素スタジアムで行われたJ1最終節に先発した石川は後半38分、ユ・インスに代わって投入され、左シャドーに入った。石川が出場の準備を進めるとサポーターが沸き、投入後は“茂庭コール”で盟友の登場を催促。その期待に応えて、後半41分に茂庭がピッチに投入された。

 出場6分後に見せ場は訪れた。後半43分、左CKのキッカーを務めた石川が右足で正確なクロスを蹴り込むと、これに飛び込んだ原がヘッドで合わせ、ゴールイン。ラストマッチで主役がアシストを記録した。後半44分にはCKからMF西本雅崇に1点を返されたが、FC東京U-23が2-1で勝利。FC東京サポーターだけではなく、対戦相手のセレッソサポーターからも青赤のレジェンドに盛大な拍手が送られた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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