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名古屋J1復帰もベンチから…楢崎、来季は「心と体が整えば」「ゆっくり考えないといけない」

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J1復帰を喜ぶGK楢崎正剛

[12.3 J1昇格PO決勝 名古屋0-0福岡 豊田ス]

 1999年に加入以降、名古屋グランパスの守護神として活躍してきたGK楢崎正剛だが、J1復帰を勝ち取った瞬間は、ベンチで迎えていた。

 自身としても初めてのJ2の舞台だった。そして風間八宏新監督のもとで戦うサッカーは、GKとしては葛藤を生むサッカーでもあった。シーズン中は「守り切るというスタンスでプレーしているというチームではないのでGK的には辛い」と素直な告白をしたこともあった。さらに9月24日の第34節の東京V戦以降は、レギュラーの座をGK武田洋平に譲っていた。

 来年4月には42歳を迎える楢崎。チームのJ1復帰については「J1でしっかり戦って、上位を争うクラブだと思っている。その場所に戻るということは良かったと思う」と素直に喜んだベテランGKだが、自身のプレーについては、「自分の心と体が整えば、まだまだ頑張りたい。とりあえず、昇格に向けての戦いが終わったところなので、またゆっくり考えないといけないなと思う」と話すにとどめた。

(取材・文 児玉幸洋)
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