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「ナオさんからのアシストで夢のよう」“入院仲間”原大智と18歳差ホットライン

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CKを蹴ったMF石川直宏の元に若手が駆け寄った

[12.3 J3第34節 FC東京U-23 2-1 C大阪U-23 駒沢]

 後輩に伝えたいものはプレーで表現した。MF石川直宏のラストマッチはJ3最終節となった。36歳のベテランはクラブの未来を担うFC東京U-23の若手とともにプレー。貪欲に勝利を追求する姿勢を示した一方で、「若い選手たちは頼もしかった」とアグレッシブな戦いぶりに目を細めた。

 来季トップチーム昇格が内定している187cmの大型FW原大智は「ナオさんと一緒にピッチに立てて、本当に幸せだった」と憧れの先輩との共演を喜んだ。後半43分、石川が蹴り込んだ左CKにヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らした。18歳差のホットラインが開通し、「ナオさんからのアシストでゴールが決められて夢のようでした」と喜びを明かした。

 2人は一緒に入院したことがあるという“入院仲間”。石川は「よく決めてくれた。大智は来年から頑張ってほしい選手の一人」と期待を寄せた。「脚も細くて大丈夫かなと思っていたら、あれよあれよとたくましくなっていった。これからが楽しみですね。入院でのホットラインが結果につながったかな」。冗談交じりにそう話した主役は「僕は心置きなく、清々しい気持ちでピッチを去りたい。あとは後輩たちに任せるので叱咤激励、お願いします」とサポーターに呼びかけた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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