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「シンジ・オカザキは忘れられた男?」英メディア、岡崎が苦労する理由を分析

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レスターで苦戦するFW岡崎慎司

 レスター・シティの日本代表FW岡崎慎司は忘れられた存在になってしまったのか。『ファンサイド』が特集を組んだ。

 2015年にレスターに加入し、1年目からレギュラーとしてクラブ史上初のリーグ優勝に貢献した岡崎。しかし、10月にクレイグ・シェイクスピア前監督が解任され、クロード・ピュエル監督が指揮を執り始めてからベンチを温めることが多くなっている。今季早くも4ゴールをマークする同選手が試合に出れない理由をイギリスメディアが報じた。

 同メディアは、岡崎の特徴を「得点に絡むことはないが、常に全力を尽くして不可欠な役割を担ってきた。ハイプレスを仕掛け、時には中盤まで下がって守備をする彼は、60分前後で交代することが多いもののレスターの快進撃を支えていた。昨季はクラウディオ・ラニエリ、クレイグ・シェイクスピアの下、成績に波があったが、オカザキは一貫したパフォーマンスを見せていた」と解説。

 しかし、ピュエル体制となった現在、新指揮官はストライカーに新たな役割を求めているようだ。「ピュエル監督はジェイミー・バーディの後ろに岡崎とは別のタイプの選手を起用したい考えがあるようで、日本代表FWのプレー時間は5試合で163分に減った。そして、右にリヤド・マフレズ、中央にマーク・オルブライト、左にデマレイ・グレイを配置するシステムを導入している」と岡崎の出場機会が制限されている理由について述べた。

 また、出番の減った岡崎の今後について同メディアは「ピュエル監督がセカンドストライカーよりも中盤に5選手を並べたいと考えていれば、オカザキがスターティングメンバーに名を連ねることは難しいだろう。ケレチ・イヘアナチョやイスラム・スリマニらと比べて、ドローやビハインドの状況で途中出場するのは効果的ではない」と今後も出場機会を確保するのに苦労するだろうと予想。

 続けて「オカザキが試合に出場できるとすれば、マフレズやオルブライトよりもチームに貢献できることをアピールする必要がある。勝利したスパーズ戦ではそのようにプレーできていた」とトッテナム戦のようなプレーを見せれば、自ずと出場機会も増えるようだ。

 出場機会が減っている岡崎だが、来夏のW杯に出場するためにも、ピュエル監督の信頼を勝ち取らなくてはならない。

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