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両方を経験した選手は強くなる…DF昌子「優勝に導ける選手になりたい」

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鹿島アントラーズDF昌子源

 最後の最後でJ1リーグのタイトルを逃し、今季は無冠に終わった。5日に行われた「2017 Jリーグアウォーズ」でベストイレブンに輝いた鹿島アントラーズDF昌子源は、来季の覇権奪還を誓った。

 J1リーグ首位で最終節を迎えた鹿島だったが、アウェー磐田戦をスコアレスドローで終えると、大宮に勝利した川崎Fに勝ち点で並ばれ、得失点差で上回られて逆転優勝を許してしまった。年間勝ち点3位に終わりながらも、チャンピオンシップで下剋上を果たしてリーグ優勝を飾った昨季とは、逆とも言える立場となったが、昌子はこの経験を糧にさらなる成長を遂げようとしている。

「いろいろな選手がいる中で、優勝した選手、優勝を逃した選手、その両方を経験した選手は強くなれると思う。僕も両方を経験しているので、来年以降はこの経験を生かして頑張りたい」

 プロ7年目を迎えた今季は自身初の全試合フルタイム出場を果たした。だからこそ、強い自責の念に駆られる。「フルタイム出場は、鹿島で僕一人だったこともあって、より責任を感じている」と悔しさを滲ませつつも、「来年も全試合フルタイムで出れるように努力したい」と前を向くと、「それと同時にしっかり優勝に導けるような選手になりたい」と力を込めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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