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ローマが“死の組”逆転首位通過!A・マドリーはチェルシーとドローで敗退

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ローマが最終節で首位を逆転。グループリーグ突破と同時に決めた。

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ最終節となる第6節が5日に行われた。グループCはチェルシー(イングランド)が予選突破を決定。残り1枠をローマ(イタリア)とアトレティコ・マドリー(スペイン)が争うことになっていた。

 2位のローマと3位のA・マドリーの勝ち点差は2。第1節はスコアレスだった両チームの直接対決は、11月22日の再戦ではホームのA・マドリーが2-0で勝利。予選突破に望みをつないでいた。レギュレーションでは勝ち点で並んだ場合は、当該対戦成績を優先。よって最終節ではローマが引き分けた場合、A・マドリーが勝利すれば、逆転可能という状況となった。

 しかしローマはすでに敗退が決まっているカラバフ(アゼルバイジャン)をホームに迎えての戦い。A・マドリーは引き分けではローマに逆転首位を許すことになるチェルシーのホームに乗り込んでの戦いになっていた。

 そしてローマは確実に勝ち点3を獲得することになる。前半はスコアレスで折り返したが、後半8分、FWディエゴ・ペロッティが中央突破を試みると、MFケビン・ストロートマンとのワンツーで勢いよくゴール前に入る。パスを受けたFWエディン・ジェコのシュートはGKに阻まれたが、跳ね返りをペロッティが頭で流し込み、先制に成功した。

 一方の試合を戦うA・マドリーも前半をスコアレスで折り返したが、後半11分に右CKからFWフェルナンド・トーレスがニアでそらしたボールをMFサウール・ニゲスが頭で押し込んで先制。しかし同30分、チェルシーはMFエデン・アザールが左から早いクロスを入れると、DFステファン・サビッチのオウンゴールを誘発。スコアは1-1で終了することになった。

 この結果、1-0で勝利したローマが勝ち点3を獲得し、勝ち点11となった。同1を積み上げるにとどまったチェルシーも勝ち点は11。ただし直接対決ではローマが上回るため、ローマが首位通過を決定。チェルシーは2位で決勝トーナメントに向かうことになった。そして前年は4強、2年前は準優勝だったA・マドリーは、わずか1勝(4分1敗)をあげるのみにとどまり、まさかの予選敗退。3位でヨーロッパリーグ(EL)に回ることになった。

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