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“カターニアのサムライ” 森本貴幸を地元で特集「カブトムシ?いや彼は日本王者だ」

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カターニアでプレーしていた森本貴幸

 川崎フロンターレに所属する元日本代表FW森本貴幸について、イタリアのサッカー情報サイト『Catanista』が4日、特集記事を組んだ。

 カターニアでプレー経験のある森本について、地元サイトは「エトナ山からカワサキへ…“タカ”ことロサズーロ(赤青の意でカターニアの愛称)のサムライが日本王者に」と綴り、現在所属する川崎がJ1初優勝を飾ったことを伝えた。

「“マレモート(津波)”とも呼ばれ、セリエAデビューのアタランタ戦で得点をマークした彼が戻ってきた」と日本から届いた朗報を喜んだ。以前、川崎の企画でカブトムシを育てていたことで、イタリアから注目を集めており、「しかしカブトムシを育てていたのでは?」と紹介されている。「29歳となった今、スピードはやや劣るものの、昔と変わらぬ夢を追いかけていた。土曜日は川崎フロンターレの一員として日本のトップリーグであるJリーグで優勝を決め、格別の喜びを味わった」と続けた。

「ロサズーロの証として、髪は赤く染め、彼の出身地のクラブカラーもブルーだ」として、森本が現在もカターニアに忠誠を示していると主張。2007年1月のセリエAデビュー戦での初ゴールを回想。「わずか18歳で大きな夢を背負った川崎の少年は自分でも信じられないようだった。両手を頭に乗せ、アーモンドアイで笑みを浮かべていた」と振り返った。

 Jリーグで最年少デビューを飾った逸材ながらも、「プロ入り3年目の日本人選手に賭けるには勇気が必要だったはず」と指摘。「ピエトロ・ロ・モナコは長い目で見て彼をイタリアへ連れてきた。猛牛でも打ちのめされるようなケガもあったが、数年のうちに誰もが虜になった」として、森本がカターニアのアイドルになったと懐かしんだほか、「キャプテン翼のように特別な何かを持っている」選手だと力説した。

 また元マンチェスター・ユナイテッド監督のアレックス・ファーガソン氏が森本の獲得に興味を示していたと報じられたこともあったと振り返るも、現在は日本へ復帰し、ジェフユナイテッド千葉を経て川崎フロンターレでプレーしていると伝えた。最後に「カワサキから出発し、エトナを経由して祖国へ戻った。いや、彼はカブトムシを育てていただけではない。タカはロサズーロのサムライ、日本の新王者なのだ」と締めくくっている。

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