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日韓中朝の代表監督が勢ぞろい…E-1選手権公式会見要旨

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左から中国のマルチェロ・リッピ監督、日本のバヒド・ハリルホジッチ監督、北朝鮮のヨルン・アンデルセン監督、韓国のシン・テヨン監督

 9日に開幕するEAFF E-1選手権に出場する日本、韓国、中国、北朝鮮の代表監督が7日、都内のホテルで公式会見を行った。

以下、会見要旨

バヒド・ハリルホジッチ監督(日本)
「マルチェロ(・リッピ)監督は数年来の友人で、フットボールの世界で多くのものを勝ち取ってきた。本当に尊敬しているし、会えてうれしい。アンデルセン監督、韓国の監督にも会えてうれしい。日本に来てくれてありがとうと言いたい。日本がホスト国で迎えるわけだから、楽しんでもらって、一緒にいい大会にしていきたい」

―杉本の離脱に続いて清武にもアクシデントがあったが。
「みなさんが見たとおりだ。残念ながらたくさんの困難がある。まず(クラブW杯に出場する)浦和の選手が来れない。鹿島の西が昨日、手術した。偶然だが、セレッソの3人も(ケガで山口)蛍が来れず、杉本は来たが、ケガを抱えたまま来てしまった。足首の問題もあらためて分かった。彼も手術をしている。昨日はデュエルの中で清武に相手の頭が入ってしまい、病院が近かったのですぐに検査に行った。大した問題ではないが、メディカルスタッフから10日間はやめたほうがいいと言われた。昨日も一昨日も良いトレーニングができていたので残念だ。清武もそのリズムに慣れて、楽しそうにやっていた。あらためてチームを変更しないといけない状況だ。鹿島の選手を呼ぼうと思っている。土居聖真だ。日本のどこかに、北のほうにいるようなので、見つけようかなと思っている(笑)。彼には申し訳ないが、結婚式を準備していたようだ。結婚式は取りやめないでいいが、何日か来てくれと伝えないといけない。彼の喜びを少し邪魔してしまうが、ここに参加する監督はみな本気で良いチームで臨んでいる。いろんな困難がありながらも、彼らに勝つトライを我々はしないといけない」

●ヨルン・アンデルセン監督(北朝鮮)
「決勝大会に参加できてうれしく思う。目の前の3つの難しい試合が待ち遠しい。前回大会を分析したが、すべての試合が厳しい試合で、レベルの高い試合だった。自分だけでなく、一緒に座っている3人の監督の幸運も祈っている」

―大会に向けてどの程度の準備ができているか。
「もちろんベストを尽くすために来たが、優勝候補でないことは分かっている。他の国と同様、シーズンが終わって選手がオフに入るというトラブルはあったが、十分な準備はできた。試合を楽しみにしている」

―チームにはJリーガーがいるが。
「J2でプレーしている3人の選手がいる。タイでやったマレーシア戦でも彼らは何分か出た。(讃岐の)李栄直は重要な選手になっている。仙台にいる梁勇基はケガをしているので、今回は参加できない。日本戦がものすごく厳しい試合になるのは分かっている。日本も韓国もW杯に出場する。我々にとっては非常に大変な試合になる」

●シン・テヨン監督(韓国)
「3人の名将と言われる監督と同じ場所に座ることができて、とても光栄だ。今回の大会では、すべての国がいいゲームをしてくれると信じている。我々韓国もフェアプレーで、良い競争力を持ってゲームを展開したい。今大会が光り輝く大会になるように、日本で素晴らしいゲームを展開し、最善を尽くしていきたい」

―前回王者でもある。優勝に対する期待が大きいが。
「この大会でこれまで韓国は良い成績を残している。我々は3回優勝しているが、過去に2回連続で優勝したチームはない。その2回連続優勝を達成することになるのではないかと考えている。我々はこの大会にいい思い出をたくさん持っている。連覇に積極的に挑戦していきたい。もちろん日本も中国も北朝鮮も良いチームなので、優勝は簡単ではない。最善を尽くす姿を見せ、頑張っていけば優勝は付いてくると思うので、まずは最善を尽くし、優勝に向かって一生懸命がんばっていきたい」

―最終戦が日本戦だが、優勝と勝利どちらも手にしたいのでは。
「正直に申し上げると、私の心情としてはやはり勝ちたいと思っている。日本とはいいライバル関係でありながら、互いに成長してきた。18年のロシアW杯では他のグループに属したが、お互いが良い成績をおさめることで日本も韓国も世界の端っこにあるチームではないことを見せられればと思っている。アジアのサッカーの責任を果たす意味でも良いゲームをしていきたい。勝敗については勝ちたいという思いがあるが、どうなるか分からない。日本で試合をする私たちの姿は、日本と韓国双方にとって良い経験になると思う。W杯前に日本も韓国も良いゲームをすることで、ライバルとして互いに成長していくチームになれるようにという気持ちで臨んでいる」

マルチェロ・リッピ監督(中国)
「日本のハリルホジッチ監督だけでなく、北朝鮮の監督、韓国の監督ともお会いできてうれしく思う」

―今大会の目標は?
「ここに集まった全4チームにとって、すべて同じような状況だと思う。今回の大会について、私たちは実験的なものであるという考えを持っている。新しい選手が加わり、そういった選手たちをしっかり観察、評価していく流れもある。シーズンが終わっている状況で、1か月ほど前からバカンスに行っていた選手もいた。もちろん結果は重要だが、同時にコーチ、スタッフにとっては、この状況をしっかりと判断し、実験的にどういった状況になるのか見ていきたい」

―韓国との対戦についてどう考えているか?
「韓国は日本同様、アジアの中で1、2を争う強いチームだ。もちろん中国も強くなっているが、悪い結果が出たとしてもこれを言い訳にするつもりはない。我々もベストを尽くして戦っていく。我々のチームは19歳、20歳という非常に若い選手が中心になっている。こういった状況を試験的なものと捉え、それが選手たちのメンタルの成長、チームの成長、選手自身の力の成長につながることを望んでいる」

(取材・文 西山紘平)

●EAFF E-1選手権2017特集ページ

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