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元ドイツ代表クリンスマン息子が鮮烈デビュー!EL初陣でのPKストップに父も歓喜

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ヘルタ・ベルリンでのトップチームデビューを果たしたGKジョナサン・クリンズマン

 元ドイツ代表監督のユルゲン・クリンスマン氏の息子であるGKジョナサン・クリンズマンは7日、ヘルタ・ベルリンでのトップチームデビューを飾った。試合の終盤には、勝ち越しを狙った相手のPKを横っ飛びで見事にセーブ。父は試合後、自身のツイッター(@J_Klinsmann)で「よくやったジョナサン!一歩ずつだな」と喜びの投稿をした。

 ジョナサン・クリンズマンは7日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ第6節エステルスンド戦で、日本人FW原口元気らとともに先発出場。トップチーム初出場ながら安定したプレーを見せ、後半42分にはFWブルワ・ヌーリのPKをしっかり弾き出すなど、サブメンバーが並んだチームを引き分けに導いた。

 ジョナサンは試合後、「PKセーブは驚いたよ!ファンが自分の後ろにいてくれたんだ。信じられない」と興奮した様子で話した。そのうえで、「試合前は緊張していたけれど、父さんが『俺がプレーしていたようにやるだけだ』って言ってくれたんだ」と、父であるユルゲンの助言があったと明かした。

 ユルゲンは元ドイツ代表FW。エースストライカーとして、1990年のイタリアW杯、96年の欧州選手権で優勝を果たした名選手だ。現役引退後は指導者の道に転身。ドイツ代表監督として2006年のドイツW杯で指揮を執った後は、バイエルンを経て、アメリカ代表監督を務めた。

 ドイツ代表監督だった時期から住居はカリフォルニアに構えていたため、当地で生まれたジョナサンはアメリカ国籍。ポジションは父とは異なるGKを選び、今年5~6月のU-20W杯ではU-20アメリカ代表の正GKを務めた。ヘルタには今夏、テストを経て加入した。

 ヘルタのパル・ダルダイ監督は試合後、「いくつかの良いセーブがあったし、PKを止めてくれた。彼はまだ若いが、良いゲームをしてくれたよ」と称えた。また、ジョナサンがこれまでカリフォルニア大で学んでいたことを引き合いに出し、「彼は今日、“A評価”を手に入れたね」とジョークで祝福していた。

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