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FC東京U-18はFW久保建英が決勝弾!青森山田の反撃ムード断ち切る圧巻の一撃

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後半32分、FC東京U-18FW久保建英が決勝ゴール

[12.10高円宮杯プレミアリーグEAST第18節 FC東京U-18 3-2 青森山田高 東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)]

 FC東京U-18でのプレミアリーグ出場は柏U-18戦(9月24日)以来、約2か月半ぶり。その試合ですでにFC東京トップチームでJ1デビューしている16歳、FW久保建英(1年)が圧巻のゴールを決めた。

 久保は2-0の後半24分から出場。チームは30分に1点を返されたが、高まった相手の反撃ムードを16歳がワンプレーで鎮めてみせる。32分、中盤中央から狭いスペースのパスを右サイドへ通した久保はMF横山塁(3年)からのリターンを受けると、縦に仕掛けて右足を一閃。利き足の左ではなかったが、「迷わず右足を振り抜いた」という一撃はゴール左隅に突き刺さった。

 久保は1年前も逆転優勝を懸けた最終節に出場しているが、その試合は0-1で敗れ、チームの優勝に貢献することができなかった。それだけに、「とにかく嬉しかった。去年のリベンジを果たせたのは良かったと思いますし、ここからまた歴史を塗り替えられるように頑張りたい」と久保。すでにJ1デビューも果たしている逸材は、周囲から「まさかあそこで決めるとは思っていなかった」「久保、出したら反則でしょう」という声も聞こえてきていたほど別格のプレーでチームを逆転優勝へ導いた。

 久々となったU-18チームでの出場も「来てすぐに溶け込めるチーム。みんながサポートしてくれた」と感謝する。神戸U-18とのチャンピオンシップ(12月17日)でも勝利し、チームメートたちともう1冠勝ち取ることができるか。再びゴールを決めて、FC東京のU-18チーム、U-23チーム、トップチーム、そしてU-17W杯、U-20W杯と多忙を極めた1年の有終の美を飾る。

(取材・文 吉田太郎)
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