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初勝利つかんだガットゥーゾ新監督、ミラン再生の道のりは「まだまだ長い」

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ジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督が得点を決めたボナベントゥーラとグータッチ

[12.10 セリエA第16節 ミラン2-1ボローニャ]

 セリエAは10日に第16節を行い、ミランはホームでボローニャと対戦し、2-1で勝利した。クラブ公式サイトは10日、ジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督の試合後のコメントを伝えている。

 11月27日に成績不振により解任されたビンチェンツォ・モンテッラ前監督に代わり、ガットゥーゾ新監督が就任。しかし2試合を終えて1敗1分と白星がなく、就任後初となるホームで試合に挑んだ。

 MFジャコモ・ボナベントゥーラの先制で試合を動かしたミランだが、同23分に追いつかれる。すると、1-1で迎えた後半31分、FWファビオ・ボリーニのアーリークロスに再びボナベントゥーラが頭で合わせて勝ち越しに成功。そのまま2-1でリードを守り切り、ミランがリーグ戦4試合ぶりの勝利を収めた。試合後、ガットゥーゾ新監督は選手たちと歓喜の輪をつくり、喜びを露わにしていた。

 試合後のインタビューでガットゥーゾ監督は「現役時に感じた重みやプレッシャーなどよりも、今日の試合は緊張していた」と振り返る。「伸びしろを私に与えてくれたことを、チームに感謝している」と勝利から得たものに感謝の意を示した。

 イタリア『メディアセット』によると、ガットゥーゾ監督は試合内容について「守備面で多くのミスを犯していた」と語り、「私たちには改善しなければいけない点があり、特に守備面だ。ボローニャは何回も私たちをピンチに陥れていたからね」と改善点を挙げた。

 「彼らがピッチ上でつくり上げた勝利、そしてメンタリティや犠牲に感謝しなければならない」と指揮官は選手たちをねぎらい、「このパフォーマンスと結果を維持していくが、この道のりはまだまだ長いと思うよ」とミランでのこれからの戦いに気を引き締めた。

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