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元ドルトムント監督はクラブの補強政策に苦言「監督もその場にいる選手たちとしか働けない」

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ドルトムントの補強に苦言を呈するオットマー・ヒッツフェルト氏

 ドルトムントは10日、ピーター・ボス監督の解任に伴いペーター・シュテーガー氏をその後任に招へいしたことを発表した。過去に同クラブをUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇に導いたオットマー・ヒッツフェルト氏は、不振の要因は前監督の手腕だけではなく、夏の補強政策にあると感じているようだ。

 ドルトムントは、ボス監督の下で臨んだ公式戦24試合を8勝6分10敗で終えるなど低迷。リーグでは8試合勝ちなしと深刻な不振にあえぎ、5か月でボス体制に終止符を打った。

 だが監督交代を受けたヒッツフェルト氏は、クラブの夏の移籍市場での動きを問題視している。ドイツ通信社『dpa』で「ドルトムントはより優れたDFが何人か必要だ。監督もその場にいる選手たちとしか働けないのでね」と、チームが適した新戦力を獲得しなかったことを指摘した。

 またヒッツフェルト氏は、1月の移籍市場で取るべき処置は「私にとって明確だ」と発言。「補強するのならば、DF陣の補強が必要。より高いクオリティーが必要なんだ」と続け、守備力を上げることを急務とした。

 数字で見てみると、ドルトムントは直近のリーグ戦8試合で21失点を喫しており、これはこの期間におけるブンデスリーガ最多失点となる。クラブは来月の移籍市場で、実際に即戦力になり得るDFを獲るのだろうか。

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