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別メニューの遠藤に代わり先発か…浦和DF森脇「自分が出てもやれるところを見せたい」

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浦和レッズDF森脇良太

 クラブW杯の舞台で、先発出場の機会が回ってきそうだ。9日の準々決勝アルジャジーラ(UAE)戦で途中交代したDF遠藤航は左足の負傷の影響もあり、5位決定戦となるウィダード・カサブランカ戦の前日練習でも、公開された冒頭15分間の練習では別メニュー調整となった。そのため、アルジャジーラ戦で緊急投入されたDF森脇良太が引き続き起用される可能性が高まっている。

 アルジャジーラ戦の後半27分、遠藤に代わってピッチへと送り込まれた森脇。「急きょだった」出場ながらも、チームは1点のビハインドを背負っており、「何が何でも逆転しなければいけない」と攻撃を活性化させようと右サイドで激しく上下動を続けた。しかし、得点は生まれずに0-1の完封負けを喫し、準決勝へと駒を進めることは叶わなかった。

 アルジャジーラ戦で勝利していれば欧州王者レアル・マドリー(スペイン)との対戦が待っていた。レアルへの挑戦権を逃し、「もちろんレアルとやりたかったというのが本音だし、初戦で負けてガッカリして悔しい気持ちがある」と唇を噛みながらも、「日本を代表してアジアの王者となり、アジアを代表してここに来ている。意地やプライドを示さないといけない」と力を込める。

「この大会に消化試合は一つもない。しっかりと自分たちの与えられた場所で結果を残せるように戦いたいし、自分が出るかどうかは分からないけど、自分が出てもしっかりやれるところを見せたい」

 クラブW杯最終戦、そしてシーズン最終戦となる一戦で出場機会を得ることがあれば、自身の存在価値を改めて証明したいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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