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[プレミアリーグWEST]「残留が目標と言われたチームが…」成長し、力を発揮。神戸U-18が4年ぶりV!

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ヴィッセル神戸U-18が4年ぶり2度目の優勝

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWESTは10日に最終節を行い、ヴィッセル神戸U-18が4年ぶり2度目の優勝を決めた。

 JFAによると、神戸の野田知監督は「今年のチームはテクニカルな選手よりもフィジカルな部分や気持ちを出せる選手が多いのですが、1試合1試合成長する中で、技術的な部分もついてきたという感じがしています。選手たちがひたむきに一生懸命やってくれた結果なので、褒めてあげたいです」とコメント。神戸のパススタイルの中で強さと巧さを磨いた世代がタイトルを勝ち取った。

 前節まで12勝3分2敗、勝ち点39で首位の神戸は最終節で阪南大高と対戦。2位のサンフレッチェ広島ユースが神戸と同勝ち点で得失点1差につけていたため、神戸は得失点差でもライバルを引き離したいところだったが、前半を0-0で折り返してしまう。

 後半もなかなか得点を奪うことができなかったが、試合終了6分前の39分に待望の先制点を奪う。右サイドからセットプレーのチャンス。一度はクリアされてしまったが、再び奪い返すと、MF船越大夢(2年)の右クロスをDF前川智敬(3年)が頭でゴールへとねじ込んだ。

 2点目を奪えなかった神戸U-18だが、阪南大高に得点を許さず、1-0で勝利。優勝を争う広島ユースも1-0で試合を終えたため勝ち点はともに42となり、得失点差で1点上回った神戸U-18の優勝が決まった。

 神戸のMF谷川勇磨主将(3年)は「優勝が決まった瞬間は、ここまで自分たちを成長させてくださった指導者の方、支えてくれた家族、メンバーに入れなかった選手への感謝の気持ちが思い浮かびました」と感謝。そして、「今年は才能豊かな選手が多く、自分はキャプテンとしてコーチングやポジショニングでうまくバランスを取りながら、チームの力を最大限に引き出すことに徹してきました。それが、残留が目標と言われたチームが、チーム史上最多勝点で優勝できた要因だと思います」と胸を張った。

 17日には高校年代日本一を懸けたチャンピオンシップでプレミアリーグEASTのFC東京U-18と対戦する。野田監督は「もう1試合あるので、浮ついた気分にさせないように締めながら、1週間しっかり準備をしたいです。4年前はPKで敗れているので、今回は日本一を狙っていきたいと思います」と意欲。2度目の挑戦となるチャンピオンシップを制し、高校年代日本一になる。



●2017プレミアリーグWEST

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