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途中出場FW伊藤が輝き見せるも…HSVはフランクフルトに敗戦、日本人3選手は出番なし

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後半22分に途中出場したハンブルガーSVのFW伊藤達哉

[12.12 ブンデスリーガ第16節 ハンブルガーSV 1-2 フランクフルト]

 ブンデスリーガは12日、第16節1日目を各地で行った。DF酒井高徳とFW伊藤達哉の所属するハンブルガーSVはホームでMF長谷部誠、FW鎌田大地所属のフランクフルトと対戦し、1-2で敗れた。酒井と伊藤はベンチスタートとなったが、伊藤は後半22分から右サイドハーフで出場。長谷部と鎌田は風邪のためメンバー外だった。

 先にスコアを動かしたのはホームのハンブルガーSVだった。前半9分、右からのCKをMFアーロン・ハントが左足で蹴り込むと、ニアサイドでDFキリアコス・パパドプーロスが高い打点のヘッド。うまく軌道を変えてゴールに流し込み、今季初得点を挙げた。

 それでもフランクフルトも前半16分、激しいプレスから中盤でボールを奪うと、右サイドに展開。DFティモシー・チャンドラーが中央に斜めのパスを送ると、PA内右に攻め込んだMFマリウス・ボルフが強烈なシュートでニアサイドを撃ち抜き、早い時間に試合を振り出しに戻した。

 フランクフルトはさらに前半24分、スコアをひっくり返す。最終ラインからのダイレクトパスを受けたMFミヤト・ガチノビッチが右サイドに大きくボールを振ると、チャンドラーが再び突破。グラウンダーのクロスをPA内に送ると、走り込んだガチノビッチがダイレクトで流し込んだ。

 後半はハンブルガーSVがペースを握る。9分、左サイドでDFドウグラス・サントスのパスを受けたMFフィリプ・コスティッチが左足でミドルシュートを放つと、これがフランクフルトDFに当たり、攻撃参加していたDFデニス・ディークマイアーの足元へ。しかし、ワントラップからのシュートでゴールネットを揺らしたが、オフサイドがあったとして得点は認められなかった。

 その後も、厚みのある攻撃からパパドプーロス、MFアルビン・エクダルがゴールを狙うハンブルガーSVだが、5人で最終ラインを固めるフランクフルト守備陣をなかなか破れない。後半22分には、FWルカ・バルトシュミットに代わって伊藤がピッチに立ち、さらなる攻撃の活性化を託された。

 ハンブルガーSVは右サイドに大きく開いた伊藤を起点に猛攻を展開。サイドチェンジを正確なタッチで落とすと、ドリブルで縦横に何度もしかけ、鋭いクロスも配給した。後半38分、3枚目の交代カードでFWスベン・シップロックを入れ、2試合連続で酒井の出番はなかった。

 さらに攻め続けるハンブルガーSV。後半43分、パパドプーロスのパスを受けた伊藤が右サイドを攻め上がり、浮き球のクロスを送る。ファーサイドにコントロールされたボールにコスティッチが頭で合わせたが、シュートはゴールマウスを越えた。試合はそのまま1-2で終わり、3戦勝ちなし(2分1敗)となった。

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