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インテル勝利に貢献も序列は覆らず…長友佑都に辛口評価「彼は今もサントンの後ろ」

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DF長友佑都のポジション争いは続く

 インテルに所属する日本代表のDF長友佑都はコッパ・イタリアでPKを決め、インテルを勝利に導いたが、イタリア紙『イル・ジョルノ』は14日、厳しい見解を示している。

 インテルは12日、コッパ・イタリア5回戦でポルデノーネ(セリエC)と対戦。主力を温存し、18歳のFWアンドレア・ピナモンティや19歳のFWヤン・カラモーら若手など、控え組が先発に起用された。しかし延長戦を終えてスコアレスドローと大苦戦を強いられ、試合はPK戦にもつれ込んだ。PK戦でもサドンデスに突入するが、最後は長友がゴール左に落ち着いて沈め、次のラウンドへの進出を決めた。

 同紙はセンターバックのDFアンドレア・ラノッキアを評価した一方、カラモーやDFジョアン・カンセロ、DFダウベルト・エンリケについて「ダメだった」と指摘。特に今夏、ニースから2000万ユーロ(約26億円)で加入した長友のライバルについては、「遠慮し過ぎる上に、攻守両面において精度が低い。期待からほど遠い」と結論付けた。

 だがベテラン勢のFWエデルと長友に関しても、「最高のパフォーマンスを見せることはなかった。彼らは新参者という言い訳もない」と厳しい分析をした。一方、「日本人選手は試合を決めるPKを非常に上手く蹴り、総合的には疑念を消し去った」として、最後のPKにより評価を上げたことに言及。「だがサイドにおける序列を覆すには至らなかった。現在、彼は(ダニーロ)ダンブロージオと(ダビデ)サントンの下に位置する」と結論を下した。今後もサイドバックにおけるポジション争いは注目されるところだ。

 なおインテルはコッパ・イタリア次戦の準々決勝において、ベローナを下したミランと対戦する。コッパ・イタリアでのミラノダービーは2000年の準々決勝以来となる。

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