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レアル、史上初のクラブW杯2連覇!! C・ロナウドの鮮やかFK弾が決勝点

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決勝点を奪ったレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウド

[12.16 クラブW杯決勝 R・マドリー1-0グレミオ アブダビ]

 FIFAクラブワールドカップ2017の決勝が16日に行われ、欧州王者のレアル・マドリーが南米王者のグレミオ(ブラジル)と対戦し、1-0の完封勝利を収めて史上初の大会2連覇を達成した。

 レアルは13日に行われた準決勝アルジャジーラ(UAE)戦から先発3人を入れ替え、4-3-3のシステムを採用。GKにケイラー・ナバス、最終ラインは右からDFダニエル・カルバハル、DFラファエル・バラン、DFセルヒオ・ラモス、DFマルセロを並べ、中盤はアンカーにMFカゼミーロ、右にMFルカ・モドリッチ、左にMFトニ・クロースを置き、3トップは右からMFイスコ、FWカリム・ベンゼマ、FWクリスティアーノ・ロナウドを配置した。

 序盤から押し込む展開となったレアルは前半17分、C・ロナウドがミドルレンジから狙うもゴールマウスを捉え切れず。同20分にはモドリッチが送ったクロスの流れから、最後はカルバハルがボレーシュートを放つが相手選手にブロックされてしまった。その後もレアルが主導権を握って試合を進めるものの、グレミオの粘り強い守備を崩し切れないまま前半終了のホイッスルが吹かれた。

 0-0のまま後半を迎えたレアルだが、後半8分にエースの右足が試合を動かす。ゴール前で仕掛けたC・ロナウドが相手のファウルを誘ってFKを獲得すると、自らキッカーを務めて直接狙ったシュートは壁の間を鮮やかに抜けてネットに突き刺さり、スコアを1-0とした。

 攻撃の手を緩めないレアルは後半20分、モドリッチがミドルレンジから強烈なシュートを枠内に飛ばしたが、GKマルセロ・グローイに触れられてポストを叩いて2点目とはいかず。その後も攻勢を掛けたレアルだが、同37分に放ったC・ロナウドのシュート、同38分に放ったMFガレス・ベイルのテクニカルなシュートが枠を捉えながらもともにグローイに阻まれるなど追加点は奪えず。しかし、グレミオの反撃も許さずに逃げ切って1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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