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武藤投入後に3発逆転、“2点演出”に「得点に絡むことが大事だった」

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途中出場で逆転勝利に貢献したFW武藤嘉紀

[12.19 DFBポカール3回戦 マインツ3-1シュツットガルト]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は19日、3回戦1日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはホームでシュツットガルトを3-1で下し、5シーズンぶりの準々決勝進出を決めた。武藤は0-1の後半12分から途中出場。逆転勝利に貢献した。

 1点ビハインドの状況でピッチに入った武藤がいきなり得点に“関与”した。後半17分、DFダニエル・ブロシンスキの左CKからFWエミル・バルグレーンがヘディングシュート。ゴール前に詰めた武藤は触れなかったが、ボールはそのままゴールマウスに吸い込まれた。

 当初、場内では得点者として武藤がアナウンスされたが、「分からないです」と苦笑い。「どっちのゴールになるかは分からないけど、本当に勝てて良かった」と何よりもチームの勝利を喜んだ。

 マインツは後半26分、再びセットプレーから逆転に成功すると、後半アディショナルタイムには武藤のボール奪取からカウンターを仕掛け、最後はFWパブロ・デ・ブラシスの横パスからMFズアト・ゼルターが決めて3-1と勝利を決定づけた。

 11月18日のケルン戦で腰を痛め、戦線離脱。「ケルン戦で痛めて、そこが炎症して、ずっと取れなかった。(復帰まで)かなりかかってしまった」。今月16日のブレーメン戦で5試合ぶりに先発し、実戦復帰したばかりだったが、中2日のこの日も勝負どころで投入された。

「負けている状態だったから、自分たちで流れを変えてゴールを決めるというか、得点に絡むことが大事だった。どっちのゴールか分からないけど、とにかく結果として逆転できたというのは非常に大きいと思う」。年内最終戦を勝利で飾り、これでウィンターブレイクに入る。「出ないで終わるのと、出て1年を締めくくるのとでは全然違うので、よかったかなと思う」と笑顔を見せた。

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