松本山雅FCは21日、ユースアドバイザー(兼松本大サッカー部監督)を務める岸野靖之氏(59)が栃木ウーヴァFC(関東リーグ)の戦略統括責任者(CSO)に就任することを発表した。

　岸野氏は現役引退後、1991年に読売サッカークラブジュニアユースの監督に就任。V川崎(現東京V)のコーチや監督代行などを経験し、2005年に鳥栖のヘッドコーチ、2007年からは同クラブの監督を務めた。その後、2010年から2012年まで横浜FC、2013年から2014年まで松本U-18、2015年に富山を率い、2016年から現職に就いていた。

　今回の決断について岸野氏は、クラブ公式サイトを通じて「栃木ウーヴァは今シーズンJFLから降格して来シーズンは関東リーグで戦うことになってしまいましたが、すぐにJFLに戻れるようにチーム強化をする仕事を依頼されました。松本山雅には今まで何回も助けていただき、まだまだ恩返しができていませんが、新たなチャレンジをすることを決めました」と説明。

　続けて「JFLに昇格するには関東リーグ、地域決勝大会など大きな壁がたくさんありますが結果を出して応えたいと思います。松本山雅では本当に楽しい思い出ばかりですが、栃木ウーヴァでも同様にみんなで力を合わせ楽しんで仕事ができるように頑張りたいと思います。クラブの皆さん、アカデミーの選手たち、松本大学の皆さん本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

以下、クラブ発表プロフィール

●岸野靖之
(きしの・やすゆき)
■生年月日
1958年6月13日(59歳)
■出身地
和歌山県
■競技歴
新宮商業高-三菱重工業サッカー部-読売サッカークラブ
■指導歴
1991年:読売サッカークラブJrユース監督
1992年:V川崎サテライトチームコーチ
1993年:V川崎サテライトチーム監督
1994年～1998年:V川崎トップチームコーチ
1996年:V川崎監督代行
1999年:V川崎サテライトチーム監督
2000年:V川崎ユースコーチ
2001年～2003年:東京Vサテライトチームコーチ兼トップチームコーチ
2004年:東京Vトップチームコーチ兼サテライトチーム監督
2005年～2006年:鳥栖トップチームヘッドコーチ
2007年～2009年:鳥栖トップチーム監督
2010年～2012年:横浜FCトップチーム監督
2013年～2014年:松本U-18監督
2015年:富山トップチーム監督
2016年～2017年:松本ユースアドバイザー兼松本大サッカー部監督
■ライセンス
日本サッカー協会公認S級ライセンス

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