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C大阪が2冠王手!!神戸との関西対決を制し14年ぶり天皇杯決勝へ

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FW柿谷曜一朗の決勝ゴールでC大阪がファイナル進出

[12.23 天皇杯準決勝 C大阪3-1(延長)神戸 ヤンマー]

 第97回天皇杯全日本サッカー選手権の準決勝が23日に行われた。ヤンマースタジアム長居ではセレッソ大阪ヴィッセル神戸と対戦し、延長戦の末に3-1で勝利。準優勝となった2003年度の第83回大会以来、14年ぶりのファイナル進出を果たした。決勝は来年1月1日に埼玉スタジアムで開催され、4大会ぶりの優勝を狙う横浜FMと対決する。

 ルヴァン杯に続く2冠を目指すC大阪は、リーグ戦と同じく4-2-3-1のフォーメーションを採用。GKキム・ジンヒョンがゴールを守り、最終ラインには右からDF松田陸、DFマテイ・ヨニッチ、DF木本恭生、DF丸橋祐介が並んだ。MF山口蛍が欠場した中盤はMFソウザとMF秋山大地がダブルボランチを組み、2列目は右からMF水沼宏太、MF福満隆貴、MF清武弘嗣。負傷離脱中のエースFW杉本健勇がいた1トップの位置には、186cmのFW山村和也が入った。

 一方の神戸もエースのFWルーカス・ポドルスキが怪我の影響でメンバー外。4-1-4-1の布陣でスタートし、最後尾にGKキム・スンギュ、最終ラインには右からDF高橋峻希、DF岩波拓也、DF渡部博文、DF伊野波雅彦を据えた。中盤はMF高橋秀人がアンカーを担当し、2列目は右からMF小川慶治朗、MF藤田直之、MF松下佳貴、FW小林成豪。1トップには、天皇杯で4試合4ゴールの主将FW渡邉千真が起用された。

 両チームは今季のリーグ戦、カップ戦を合わせて3度対戦し、C大阪が3勝。序盤はC大阪がボールを保持しながらスペースを探し、神戸が隙を突いてカウンターを狙う展開となる。

 神戸は前半13分、左サイドの高い位置でスローインを獲得すると、藤田のロングスローのこぼれ球にPA後方左の松下が反応し、左足でシュートを放つ。PA内中央の渡邉が右足を伸ばしてコースを変えるも、GKキム・ジンヒョンの正面を突いた。

 C大阪もサイドに活路を見出し、徐々にチャンスを増やしていく。前半15分には右サイドの水沼が右足で正確なクロスを送り、高橋峻に競り勝った清武がヘディングシュート。しかし、GKキム・スンギュにセーブされる。同19分にはGKキム・ジンヒョンのロングフィードを山村が頭でそらし、福満がPA内に走り込むが、相手DFの対応によりフィニッシュまで持ち込めなかった。

 その後も山村の高さや清武のキープ力を生かし、攻撃のペースを握ったC大阪。前半をスコアレスで折り返し、迎えた後半も攻勢を続ける。後半10分、丸橋の縦パスに清武が走り込み、PA左脇でのキープからマイナス方向にパス。PA内左に飛び出したソウザが右足のインサイドキックで合わせるも、シュートはわずかにクロスバーを越えた。

 ソウザは後半15分にも敵陣中央のFKから右足でパンチのあるシュートを見舞うが、GKキム・スンギュに弾かれる。なかなかチャンスを仕留め切れない中、後半32分に福満を下げ、ベンチスタートだったFW柿谷曜一朗を投入。神戸も後半42分に小林との交代でMF大森晃太郎をピッチに送り出し、両チームともに攻撃のギアを上げる。

 交代策が先に実ったのは、耐えていた神戸だった。後半45分、左サイドでボールを持った大森が右足でクロスを送り、ニアで反応した渡邉の頭上を通過。ファーに小川が勢いよく飛び込むと、ボールがそのままゴール右に吸い込まれる。当初は小川の得点だったが、のちに大森へと訂正された。

 だが、試合はこのままでは終わらない。後半アディショナルタイム1分、後方からのロングボールを山村が頭で前方に流し、飛び出したGKキム・スンギュに阻まれるも、浮き上がったボールを水沼が右足のジャンピングボレーで蹴り込んだ。

 試合は1-1のまま決着がつかず、延長戦に突入。主導権を握り続けるC大阪は延長前半7分、セカンドボールがPA内の藤田の右手に当たり、PKを獲得する。キッカーを務めるのは途中出場の柿谷。右足でゴール左を狙ったシュートはGKキム・スンギュにストップされるが、跳ね返りを自らダイビングヘッドで押し込んだ。

 ビハインドを負った神戸は、延長前半10分に小川とFWハーフナー・マイク、松下とFW大槻周平をそれぞれ交代。投入したFW2人を前線に並べた4-4-2に変更すると、同12分にPA内右から藤田が右足で折り返し、ファーの伊野が押し込むが、惜しくもオフサイドの判定となった。

 C大阪は延長前半アディショナルタイム2分、木本に代えてDF山下達也をピッチへ。延長後半から山村を最終ラインに下げ、3バックで逃げ切りを図る。同6分には清武とDF田中裕介を交代し、さらに守備を固めると、同9分にカウンターから柿谷のプレゼントパスを受けたソウザが、ダメ押しの3点目を奪取。神戸はハーフナーを生かしたパワープレーでゴールに迫ったが、最後まで追いつくことはできず、クラブ史上初の決勝進出は叶わなかった。

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