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横浜FM、120分間の死闘を制し4大会ぶり天皇杯決勝へ!! 1月1日にC大阪と激突

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横浜F・マリノスが天皇杯決勝進出

[12.23 天皇杯準決勝 横浜FM2-1(延長)柏 等々力]

 天皇杯の準決勝が23日に行われ、等々力陸上競技場では横浜F・マリノス柏レイソルが対戦。90分間を1-1で終えた試合は延長戦に突入すると、延長後半13分にFWウーゴ・ヴィエイラが決勝点を奪い、横浜FMが2-1の勝利を収めた。4大会ぶりに決勝進出を決めた横浜FMは、18年1月1日に埼玉スタジアムで行われる決勝でC大阪と対戦する。

 横浜FMは2日のJ1最終節浦和戦(○1-0)から先発2人を入れ替え、MF天野純、MFマルティノスらを先発起用。一方の柏は同じくJ1最終節広島戦(○1-0)から先発1人を入れ替え、MF中川寛斗らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半11分に衝撃の一撃でスコアを動かしたの柏だった。敵陣センターサークル付近でボールを受けたFWハモン・ロペスが前を向くと、横浜FMの寄せが甘いのを見逃さずに左足を一閃。勢いよく飛び出したボールはゴールマウスに吸い込まれ、スコアを1-0とした。さらに同12分には左サイドから送られたクロスにFW伊東純也が飛び込むが、ヘディングで合わせたシュートはGK飯倉大樹に阻まれてしまう。

 まずは同点に追い付きたい横浜FMだが、柏の粘り強い対応に遭ってなかなか決定機を創出できず。前半35分には柏がゴールに迫り、相手のパスミスを拾った中川のパスからPA内に走り込んだFWクリスティアーノが右足シュートで狙うが、飯倉にストップされて追加点とはいかなかった。

 1-0と柏がリードしたまま後半を迎えると、1点のビハインドを背負う横浜FMをアクシデントが襲い、負傷したMF扇原貴宏がプレー続行不可能と判断され、FW伊藤翔との交代を余儀なくされた。同9分には左サイドからDF山中亮輔が鮮やかな左足クロスを供給するが、飛び込んだウーゴ・ヴィエイラにはわずかに合わず。同18分にはカウンターからゴールに迫るが、山中が放ったミドルシュートはGK中村航輔の守備範囲に飛んでしまった。

 しかし後半24分に横浜FMが同点に追い付く。左サイドからDF下平匠が送ったピンポイントクロスに飛び込んだ伊藤がヘディングで突き刺し、試合を振り出しに戻した。

 同点に追い付かれた柏は同30分に伊東に代えてFW武富孝介、同44分に中川に代えてFW大津祐樹をピッチへと送り込む。終盤は横浜FMが押し込む展開となり、同アディショナルタイムには山中が強烈な直接FKを枠内に飛ばしたが中村に弾き出されるなど勝ち越しゴールは生まれず。1-1のまま90分の終わりを告げるホイッスルが吹かれ、試合は延長戦に突入した。

 延長戦に入ると両チームともにシュートチャンスを創出するものの、飯倉、中村と両守護神がゴールを許さず。しかし延長後半13分、MF遠藤渓太のパスをPA内で受けたウーゴ・ヴィエイラが決勝ゴールを奪い、横浜FMが2-1の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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