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[横山杯]シーズン序盤から勝ち切るチームへ、桐光学園が後半終了間際の決勝点で駒澤大高破る

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桐光学園高は駒澤大高を振り切って白星

[12.28 横山杯決勝リーグ 桐光学園高 2-1 駒澤大高 HASAKI SOCCER VILLAGE B面]

 28日、「横山杯 第18回全国ユース招待サッカー大会」の1st Division Top決勝リーグ第1節で桐光学園高(神奈川)と駒澤大高(東京)が激突。2-1で競り勝った桐光学園は続く武南高(埼玉)戦も2-1で制し、決勝第1グループの首位に立っている。

 鈴木勝大監督が「経験者もいるし、(個性を持った)“タマ”もいる」と評する桐光学園の新チーム。今年、1年生ながら10番を背負ってきたU-16日本代表FW西川潤やCB望月駿介(2年)、GK丸山拓郎(2年)、CB内田拓寿(2年)、MF國谷敦史(2年)、MF田中彰真(2年)、FW鷲塚蓮(2年)と選手権神奈川県予選決勝で先発した選手たちが残る桐光学園は、夏冬の全国出場を逃し、プリンスリーグ関東もギリギリでの残留に終わった17年度の悔しさを来年にぶつける意気込みだ。

 駒大高との強豪対決となった決勝リーグ初戦は長短のパスを操る國谷中心にボールを動かし、西川をはじめとした強力アタッカー陣が相手にプレッシャーをかけた。ボールサイドの攻防で気迫のプレーを見せる駒大高に押し戻され、FW原田大渡(1年)に決定的なヘディングシュートを放たれるシーンもあったが、桐光学園は29分にFW敷野智大(2年)の右クロスを西川が合わせて先制する。

 だが、後半は風上に立った駒大高に苦しめられてしまう。5分にはMF中村廉(2年)の中央からの仕掛けに後手を踏み、左足シュートを叩き込まれて1-1。その後も、大野祥司監督の「粘れ!やり切れ!」の声に後押しされるように、ボールを奪った勢いで一気に前進し、ゴール前で粘る駒大高に押し込まれる時間が続き、MF江藤惇裕(2年)のセットプレーからゴールを脅かされた。

 だが、桐光学園は終始落ち着いた守りを見せていた望月と内田を中心にゴール前で譲らず。パワー勝負でも対抗して見せるなど、要所を封じて逆に攻め返して見せる。なかなか勝ち越し点を奪うことができなかったものの、望月が「1-0など厳しい戦いを勝利に持っていけるようにしたいと思っています」と語り、國谷が「1-0でも2-0でも勝ち癖をつけていくこと、勝ち切ることをやっていきたい」という桐光学園が試合終了間際のゴールで勝ち切る。

 後半アディショナルタイム、右サイドから攻め上がったSB山本蒼也(2年)がPKを獲得。これを國谷が右足で左隅に決めて桐光学園が2-1で勝利した。望月はまだ悪い流れを変える力や、精神的な逞しさがないことを指摘する。それでも、「そこが成長すればどこにも負けないと思っています」。今年はプリンスリーグ関東で前半戦未勝利から後半戦で驚異的な巻き返しを見せるなど、シーズン中盤から強さを見せた。桐蔭学園高との予選決勝をPK戦で落とし、3年ぶりに選手権出場を逃したものの、その分、新チームは早くスタートすることができる。鈴木監督は「来年は飛ばしていきたい」。個々、チームの成長を目指しながら勝負にもこだわって、シーズン序盤から厳しい試合を制すような力を得ること。神奈川の名門は今年失ったタイトルを全て取り戻し、全国の頂点を狙う。

(取材・文 吉田太郎)
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