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[横山杯]郡司が劇的V弾!勝利条件の市立船橋が桐光学園を下し、3年ぶり横山杯制覇に王手

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FW郡司篤也(2年/72番)が劇的ゴール

[12.29 横山杯決勝リーグ 市立船橋3-2桐光学園 HASAKI SOCCER VILLAGE A面]

 来年度の躍進を狙う強豪校の1、2年生たちが「サッカータウン波崎」で力を磨く「横山杯 第18回全国ユース招待サッカー大会」の1st Division Topは29日午前、決勝リーグ第3節を行い、市立船橋高(千葉)が桐光学園高(神奈川)に3-2で劇的勝利。3年ぶり6回目の決勝進出を決めた。

 首位の桐光学園が勝ち点6、2位の市立船橋が勝ち点4で最終節を迎えた。立ち上がりは桐光学園がMF國谷敦史(2年)を中心にボールを回し、ゴールに迫った。しかし、スコアを動かしたのは、ファイナルゲーム(決勝戦)進出には、勝利が絶対条件の市立船橋だった。前半12分、MF城定幹大(2年)の右CKからDF余合壮太(2年)が打点の高いヘッドを叩き込み、先制に成功した。

 だが、桐光学園も後半に追いつく。16分、FW西牧蓮(2年)が自陣からドリブルで中央を突破。そのままPA手前で右足を振り抜くと、右ポストの内側を叩いてゴールネットを揺らした。さらに桐光学園は、1人1人が声を出して逆転ムードが高まると、22分に逆転する。右サイドのライン際からMF阿部龍聖(2年)が中央に折り返し、ニアの味方には合わなかったが、ファーサイドに流れたボールをFW西川潤(1年)が右足で流し込み、2-1とした。

 1点ビハインド、押され気味の展開で苦しい市立船橋だが、後半34分に意地をみせる。左サイドからFW郡司篤也(2年)がロングスローを入れ、PA左ライン際でDF岸本駿朔(2年)がヘッドでマイナスに落とす。これをDF橋本柊哉(2年)が右足ボレーで叩き込み、再び試合を振り出しに戻した。

 アディショナルタイムは2分。このままでは市立船橋の2位が決まってしまう中、劇的ゴールが終了間際に生まれた。城定のパスをPA手前で受けた郡司が右足を一閃。ゴール左隅に流し込み、ベンチに駆け寄った郡司はチームメイトから手荒い祝福を受けた。試合はそのまま3-2で市立船橋が勝利した。なお、決勝では前橋育英高(群馬)と3度目の顔合わせとなる。

(取材・文 清水祐一)
●横山杯 第18回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
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