beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

佐賀東が開幕戦制す!!2年連続開幕戦の関東一は無念の初戦敗退

このエントリーをはてなブックマークに追加

後半6分、佐賀東のFW中里知己(3年)が先制ヘッド

[12.30 全国高校選手権開幕戦 関東一高0-2佐賀東高 駒沢]

 第96回全国高校サッカー選手権が東京・駒沢陸上競技場で開幕した。開会式後に行われた開幕戦では地元・東京B代表で2年連続2回目の出場の関東一高と2年連続10回目の出場となる佐賀東高(佐賀)が対戦。佐賀東が2-0で勝利し、2大会連続となる初戦突破を果たした。

 初出場を果たした前回大会も駒沢での開幕戦を戦い、野洲(滋賀)を破って全国高校選手権初陣を白星で飾った関東一。今年は関東大会予選、総体予選、選手権予選と東京3冠を達成し、2年連続で開幕戦に挑んだ。一方、前回大会で初の2回戦突破を果たし、選手権で初めて16強入りした佐賀東。前半6分にはCKの流れからこぼれ球をFW中里知己(3年)が左足で狙うが、GK北村海チディ(2年)に正面で弾かれた。

 関東一は高い位置から積極的にプレッシャーをかけ、ハイプレスで序盤のリズムをつかんだ。前半9分、ボランチのMF長谷部竣(3年)が果敢なプレスでボールを奪い、FW村井柊斗(3年)がフィニッシュまで持ち込む。同12分には左サイドハーフで先発したFW重田快(3年)が巧みなドリブルでゴールライン際を突破。同17分にもその重田がPA内に切れ込み、ヒールで落としたボールを村井が狙ったが、GK陣内晃一(3年)が体を張って弾いた。

 関東一は長谷部とダブルボランチを組むMF小関陽星(2年)が抜群のテクニックでボールをおさめ、正確なパスで攻撃を組み立てれば、時には自ら仕掛けてリズムに変化を加える。前半23分、右CKのキッカーを務めた小関がショートコーナーから左足でクロス。ファーサイドのDF小野凌弥主将(3年)がヘディングシュートを放ったが、ここも陣内が抑えた。

 粘り強く耐える佐賀東はMF小野真稔(3年)を起点に両サイドのMF石橋翼(3年)、MF寺崎敦彦(2年)が積極的に仕掛けてチャンスをうかがう。前半32分にはPA左手前でFKを獲得。サインプレーでDF都渡倭(3年)がボールをまたいでPA内左に走り込むと、寺崎がその都渡にスルーパス。マイナスの折り返しから中里がシュートを打ったが、クロスバーを越えてしまい、絶好のチャンスを生かせなかった。

 スコアレスで折り返した後半開始から佐賀東は寺崎に代えてMF江頭弘太(3年)を投入。佐賀県予選5戦連発の主将が後半からキャプテンマークを巻いてピッチに入った。その江頭が起点となって試合は動く。後半6分、江頭がワンタッチで右サイドをオーバーラップしてきたDF山田昭汰(3年)に展開。山田は縦に仕掛けてニアにピンポイントクロスを送り、中里がヘディングで叩きつけた。

 前回大会の2回戦で2ゴールを挙げた佐賀東のエースが値千金の先制点。1点を追う関東一は後半11分、FW貝瀬敦(1年)に代えてMF佐藤誠也(1年)を投入する。佐藤はボランチに入り、小関がトップ下にポジションを上げると、村井が貝瀬のいた右サイドにポジションを移した。同14分には関東一をアクシデントが襲う。重田が競り合いで頭部を強打。脳震盪を起こしたか、起き上がることができず、そのまま担架で運び出された。

 後半16分、重田に代わって投入されたFW小久保佳吾(2年)は最前線に入ってMF篠原友哉(3年)と縦関係の2トップを組み、村井が左サイド、小関が右サイドに回った。しかし、次の1点を奪ったのも佐賀東だった。後半24分、江頭の左CKからセカンドボールをPA手前の都渡が胸で落とし、ワンバウンドしたボールを左足一閃。豪快なミドルシュートが右ポストを叩いてゴールネットに突き刺さった。

 2-0とリードを広げた佐賀東は後半31分、小野に代えてMF中村匠(3年)を投入し、逃げ切りを図る。関東一は後半37分、村井に代えてMF長野真大(2年)、同38分に佐藤に代えてDF関口聖人(2年)を立て続けに投入。まずは1点を返そうと必死の反撃に出るが、佐賀東の守りをこじ開けられなかった。後半アディショナルタイム、右CKに合わせた小野のヘディングシュートもゴール左へ。試合はそのままタイムアップを迎え、2年連続で開幕戦を戦った関東一は無念の初戦敗退に終わった。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)

●【特設】高校選手権2017

TOP