バルセロナ、インテル、レアル・マドリーなどで活躍したロナウド氏は、ブラジル人にとってバルセロナは良い所ではないと感じているようだ。

　1996年にバルセロナに加入したロナウド氏は、リーガ37試合で34得点をマークする活躍を見せるも、わずか1年で「カンプ・ノウ」を離れてインテルへと移籍した。今夏、世界を驚愕させたネイマールの電撃移籍も元ブラジル代表FWのバルセロナでの苦い経験を連想させるものに過ぎなかったと『エスポルテ・インテラティボ』に語った。

「バルセロナで最高の1年を過ごしたものの、レアル・マドリーではさらに幸せだった。ネイマールもそうであったように、私とバルサの関係も最悪な形で終わりを迎えた」

「バルセロナはいつもブラジル人選手との間に問題を抱えている。ネイマールだけじゃない。ロマーリオ、ロナウジーニョ、そして私とだ。私たちブラジル人がどれだけバルサに尽くし、チームに貢献していても、あのクラブから良い扱いを受けた覚えはない」

　冬の移籍市場が開幕する直前でのロナウド氏の発言は、暗にフィリペ・コウチーニョに向けて発せられたものと見る向きもある。早ければ1月にはバルセロナ行きを決断するのではないかと報じられているブラジル代表の司令塔は母国の英雄の言葉に耳を傾けるのだろうか。

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