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1年前初戦敗退した兄の無念晴らす一撃!高川学園は交代出場の2年生FW山本が先制弾!

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後半35分、高川学園高FW山本廉哉が先制ゴール(写真協力=高校サッカー年鑑)

[12.31 全国高校選手権1回戦 清水桜が丘高 1-1(PK3-5)高川学園高 フクアリ]

 高川学園高は昨年のエースストライカー・FW山本駿亮(現徳山大)を兄に持つFW山本廉哉(2年)が先制ゴールを決めた。

 江本孝監督が「気合を注入したら頑張る子。何も言わなかったら終わってしまう。お兄ちゃんに負けないぞという思いもあったと思う」と微笑んでいたが、ピッチに入る前に指揮官から気合を注入されたストライカーが躍動して見せる。

 後半27分の投入から8分後の35分、高川学園はCB田近洸貴(2年)が左サイドからPAへFKを蹴り込む。清水桜が丘高の194cm GK眞杉雛多(3年)と競り合った山本は、こぼれ球に反応。「いつも監督から競った後の動きを速くしろと言われていたので、練習で意識していたことが試合で出たと思います」といち早くボールをコントロールした背番号15がGK不在のゴールへ思い切り右足シュートを蹴り込んだ。

 GKがゴールから離れた位置にいたため、コースに流し込めば入るようなシュートだったかもしれない。だが、山本は「ゴール見た時にゴールが小さく見えて、強く打たないと入らない気がして、思い切りシュートを打ったんですけれども、今考えたらそんなに思い切り打たなくても良かったかもしれないです」と苦笑い。自身にとって初となる選手権出場の緊張があったことを認めていたが、それでも貴重な一撃がチームを勝利に近づけたことは確かだ。

 この日、競り合いで相手を上回るようなプレーを見せ、4人目として登場したPK戦でもしっかりと左隅に蹴り込んで役割を全う。「(やれたという)感触はあります。2年生で相手3年生が多い中で自分の持ち味の競り合いや求められるゴールを決められたことは良かった」と胸を張った。

 兄は昨年、1回戦で逆転負け。「兄の悔しい思いとかを家でも聞いていたし、兄の試合していた相手(鹿島学園高)のFW上田綺世選手が日本代表になったりして、兄も悔しいと言っていたので今日は思い切ってできました」。兄の無念を自らのゴールで一つ晴らした山本は「毎回練習試合でも自分の波があって調子崩してしまう時がある。しっかりコンディション整えて臨みたい」。2回戦でも万全の準備をして臨み、再び結果を出すことを誓った。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2017

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