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「キャリアで一番辛かった日」を忘れたい宮市亮、試練を乗り超えるための力になったのは?

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復帰に近づく宮市亮

 ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮の回復が順調に進んでいるようだ。クラブの公式ウェブサイトで負傷についての心境を語った。

 2015年夏にアーセナルからザンクト・パウリに渡り、加入直後に左ひざの前十字じん帯を断裂した宮市だが、昨年6月末には今度は右ひざの前十字じん帯を断裂。まだチーム練習に復帰してはいないものの、練習場に姿を見せ、ボールを使ったトレーニングを再開したようだ。

 その2度目の重傷を負ったあと、「おそらく僕のキャリアで一番辛かったあの日の記憶ですが、時々よみがえることがありましたね。余裕はありませんでした」と当時の心境を告白。最近になり、「毎日、ひざの状態が良くなっていることを感じ、 前進できてすごくうれしいです」とようやく明るい表情が戻ってきたところだ。

 8月にはクラブとの契約を2019年まで延長した同選手は、以降10週間に渡って母国に滞在していた。「東京近郊のFIFAメディカルセンターで毎日午前8時~夜6時までリハビリをやってました」と明かし、「サッカーアナリストのアンドリュー・メレディスにいつも試合のビデオ映像を送ってもらったので、みんなのプレーは常に確認できました」と帰国中もザンクト・パウリの試合を見逃すことはなかったという。

 そんな中、10月初旬の一児の父となったことが宮市にとって大きな力となったようだ。「僕にとっても、妻にとっても素晴らしい瞬間でした! 息子の誕生によりたくさんの元気をもらいました。そして、もっと強くなって戻るためのモチベーションもたくさんもらいましたね」と長男の存在が前向きにさせていることを明かした。

 一方で、復帰時期については具体的な見通しを言及せず。「これほど長い間ケガしていれば、早くみんなと一緒に練習したくて仕方がないですね。でもいくら辛くても、我慢しなければいけません。自分にプレッシャーかけず、1日1日しか考えないようにしています」と急いではならないことを強調。なお「家族も自分も健康であること」が新年の抱負であることを明かした。

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