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トリノ会長が7年ぶりに監督解任に踏み切ったワケは?「ユベントス戦は関係ない」

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トリノ会長が7年ぶりに監督解任に踏み切ったワケは?

 トリノのウルバーノ・カイロ会長が4日、イタリアメディア『スポルティタリア』のインタビューに応じ、シニシャ・ミハイロビッチ監督を電撃解任した理由を明かした。

 2018年初戦となったコッパ・イタリア準々決勝において、ユベントスとのトリノダービーに0-2で敗戦したことがミハイロビッチ解任の決定打となったかと思われたが、カイロ会長はこれを否定。前半戦を総括した上での決断であったと主張した。

「解任は昨晩のユベントス戦と関係ない。この結論に至った理由は、前半戦において目標を達成できなかったためだ。昨年と比較して間違いなく強いチームを作ったはずだ。それでも昨シーズンは29ポイント稼いでおり、今シーズンはそれより5ポイント少ない。この成績に納得できなかった」

 トリノは前半戦を終えて5勝4敗10分で勝ち点25ポイントを獲得して10位につけているが、エースのFWアンドレア・ベロッティが大車輪の活躍を見せた昨シーズンと比べ、満足できない成績であると嘆いた。また7年ぶりの解任だったことにも言及。苦渋の決断であったと明かしている。

「7年間、誰も解任していなかったので残念だ。解任に踏み切るのは私としても嬉しいことではなかった。誰の決断か? 私と(ジャンルカ)ペトラルキSD(スポーツディレクター)で決め、経営陣の了承を得た。とにかく私はチームの成績に満足していなかった」

 後任は2013-14シーズンにインテルでDF長友佑都を指導したワルテル・マッツァーリに決定しているが、招へいの理由についても説明している。

「彼は昔から知っている監督だ。サンプドリアを指揮していた10年前にも連絡を取ったことがあり、トリノへ来る可能性があった。レッジーナやサンプドリアで素晴らしい成績を残した監督だ。ナポリでは2位につけるなどさらに躍進した。正しい選択だったと思う」

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