beacon

「散々やってきた」近藤との再会…千葉DF増嶋、“地元チーム”をJ1に!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

ジェフユナイテッド千葉DF増嶋竜也

 J1でプレーしたい気持ちがあった。しかし、今季9年目のJ2を戦うジェフユナイテッド千葉からオファーを受けたDF増嶋竜也は移籍を決断。千葉県千葉市出身の増嶋にとって、“地元チーム”をJ1に昇格させたい気持ちが大きくなった。

 市立船橋高から04年にFC東京に加入した増嶋は、甲府、京都、柏でプレーし、昨季から仙台に期限付き移籍。しかし、昨年12月27日に、期限付き移籍期間満了、そして柏から千葉への期限付き移籍が発表された。

「正直なところ、J1でやりたい気持ちが強かったし、そういう思いでクラブや代理人と話していたけど、その中でジェフから話を頂いた。もちろん、地元のチームなので、J1に上げたい気持ちがあった。そういった部分は、移籍の決め手の一つだと感じています」

 小学生の頃、千葉を応援していたという増嶋は、「昔はジェフのユニフォームを着ていた」という。そして、7日に行われた『2018キックオフフェスタ!』で千葉のユニフォームを身にまとい、「ジェフのユニフォームに袖を通したのは、ちょっと不思議な感じでした」と笑みをこぼした。

 昨季からフアン・エスナイデル監督が率いるチームは、最終ラインを高い位置に設定し、ハイプレスでボールを奪って攻撃に転じる戦術を浸透。最終ライン裏には広大なスペースが生まれるため、CBは多くの仕事をこなさなければならないが、「前から行く分、リスクは高いと思う。後ろの負担は大きくなるので、コミュニケーションや集中力が今まで以上に必要だと感じている」と自身がプレーするイメージを膨らませている。

 CBのレギュラーポジションを奪い取れば、キャプテンを務めるDF近藤直也とコンビを組む可能性が高い。11年に柏がJ1を制した際に相棒を務めただけでなく、5シーズンをともに過ごしており、「散々やってきたので、一緒に出られたら楽しみな部分が大きい」と答えつつ、すべては「ポジションを取ってから」と視線を鋭くさせた。

(取材・文 折戸岳彦)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018シーズン新体制&背番号一覧
●2018年Jリーグ移籍情報

TOP