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「ジェフも自分も悔しい思いをしている」…千葉MF小島秀仁の決意

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ジェフユナイテッド千葉MF小島秀仁(中央)

 自身も、チームも過去に苦い経験をしている。だからこそ、ジェフユナイテッド千葉MF小島秀仁は、「J2優勝、J1昇格しかない」と強く決意している。

 前橋育英高から11年に浦和に加入した小島だが、思ったように出場機会をつかめず。14年に徳島に期限付き移籍し、15年には浦和に復帰したものの、15年途中に愛媛に完全移籍することになった。しかし、在籍3年目の昨季はキャプテンとしてチームの先頭に立ったことで、自身の成長を感じているようだ。

「今までは自分どうこうという考え方が多かったけど、チームのためだったり、周りの選手に気を使えるようになった。周りが見えるようになって、点も取れるようになったと思う。人としてもそうですが、サッカー選手としてもレベルアップできた」

 そして、愛媛から千葉への完全移籍を決断。「ジェフが一番最初に声を掛けてくれたし、愛媛まで(高橋悠太)GMが会いに来てくれた。『見てくれている』と感じたし、熱意を感じたので、その期待に応えたいと思った」と移籍を決断した理由を明かした。

 チームは昨季、ラスト7試合に全勝してプレーオフに出場したものの、プレーオフ準決勝で名古屋に2-4で敗れ、J1昇格を逃した。小島自身も愛媛在籍時の15年にリーグ戦を5位で終えてプレーオフを経験しているが、リーグ戦4位のC大阪と1-1で引き分けて涙をのんでいる。

「ジェフも自分も悔しい思いをしている」と当時を思い出して悔しさを滲ませた男は、「そのときの結果を超えるにはJ2優勝、J1昇格しかない。そこを目標に、自分の力を最大限発揮したい」と覚悟の表情を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)

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