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規格外のプレーに万能性、阪南大から新加入の鹿島FW山口一真「ゴールを取りたい」

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阪南大から鹿島に加入したFW山口一真

 大学サッカー界屈指のアタッカーが常勝軍団の門を叩いた。阪南大から鹿島アントラーズに新加入したFW山口一真は10日に行われた新体制・新加入選手発表会見で「鹿島というJリーグでも名のあるチームでプレーする機会をいただけてうれしい。特徴であるパスやシュートで得点して、チームの勝利に貢献したい」と抱負を述べ、プロ1年目のシーズンの目標として「ゴールを取りたい」と力強く宣言した。

 ドリブル、パス、左右両足の正確なシュート。規格外のプレーで阪南大の攻撃を牽引してきた山口は攻撃的なポジションならどこでもこなす。この日発表された背番号は19、登録ポジションはFW。「一番やりやすいポジションはトップ下だけど、他のポジションをやれと言われれば、それはチームの駒として必要なこと」と、ポジションにこだわりはない。

 むしろ、どこでもこなせる万能性が武器になる。「サイドも真ん中も一番前もできるところが評価されたと思う。どこのポジションで出ても高いレベルが求められる」と意気込み十分だ。ポジションを争っていくことになるFW金崎夢生やMF土居聖真の名前を挙げ、「代表でもプレーしている素晴らしい選手。その背中を見ながらステップアップしていきたい」と力を込めた。

 大学サッカー最後の大会となった昨年12月の全日本大学選手権(インカレ)は2回戦の東京国際大戦に2-3で敗れ、初戦敗退に終わった。「最後は悔しい形だったけど、大学サッカー4年間を振り返れば、人としても選手としても大きくなれた。プロで活躍することで恩返ししたい」。この日の入団会見には家族も訪れ、弟のFW山口拓真(阪南大1年)の姿もあった。「同じJリーグの舞台で会えれば」と激励の言葉も送った山口。家族とともに晴れの日を迎え、プロとしての挑戦をスタートさせた。

(取材・文 西山紘平)

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